《部活の後輩と付き合ってみた》宴會の後
その後、宴會は遅くまで続いた。
七海のお母さんがお父さんとの馴れ初めを話し
お父さんが恥ずかしさで悶絶していた。
・・・將來僕もああなるのかな?
七海なら絶対そうするよな・・・
娘や息子がいる前で馴れ初めや惚気るんだろう
もしかしたら孫のいる前でも言いそうだ・・・
まぁそういう生活も楽しいと思ってしまう僕がいた。
馴れ初めを聞いている最中でお父さんがお酒を
呑みすぎたせいで酔っぱらい、暴れそうになったが
お母さんがあっさりと理的に片付けていた。
・・・しかも笑いながら。
その様子を見て、七海も
「もぅパパったら〜」
と笑っていたのだから
かなり見慣れていたのだろう。
・・・慣れって怖いな。
その日は七海の部屋で寢た。
最初はお父さんと同じ部屋で寢ようと思ったのだが
お母さんに
「ここは私とウチの人とのの巣だからダメよ〜
拓海くんは七海の部屋で寢なさい〜」
と言われたからである。
・・・お母さん、七海と謀ったな。
なぜなら七海の部屋に行くと布団が2枚
ひいてあったからである。
途中までは別の布団で寢ていたが、七海が
「一緒に寢よ?」
と上目遣いで言ってきたのだから斷れるはずがなく
「・・・しょうがないな、きな」
「やった〜‼︎」
と同じ布団で寢ることになった。
「すぅ〜」
恒例の様に七海は寢るのが早く、同じ布団で寢始めて
すぐに寢た。
ちなみに僕の方はというと
「靜まれ、僕の煩悩・・・‼︎」
恒例の様に煩悩と戦っていた。
七海は寢るときには必ず僕の腕やどこかにしがみついて
寢るので、々と困る・・・
「今日は寢れるかな」
・・・そう思いながら瞼を閉じた。
次の日、僕らは帰る事にした。
僕に彼が出來た事を知った僕の親父が
「見たい‼︎見たい〜‼︎」
と駄々をこねてきた為だ。
まぁ丁度、僕の両親に紹介しようと思っていた
ところだったから、良かったと言えば良かったのだが・・・
「あら、もう帰るのね〜」
「すいません、僕の両親が七海さんを見たいと
しつこくて・・・」
「國木田先輩が〜懐かしいわ〜」
「拓海くんのお父さんに會うならこれを
渡しといてもらえるか?」
と言って渡されたのは、日本酒と手紙だった。
「ちなみに中は?」
「伝説のOBである君のお父さんに大學の剣道部から
來てくれという容だ」
「行けよ・・・親父」
・・・まぁ仕事で忙しいのは分かるがな。
「ま、まぁ會ったらよろしくな」
「分かりました」
そして朝ごはんを食べた後、僕らは七海宅を出た。
名古屋の駅までは七海のお父さんが送ってくれた。
そして改札の前まで送ってくれたが・・・
「七海、あっちでもやれるよな?」
「大丈夫だって」
「困ったらすぐに連絡をするんだぞ?
すぐに迎えにいくからな」
「・・・パパは心配しすぎ」
「だって1人娘を都會に出すなんて・・・
心配しないわけないじゃないか⁉︎」
「パパ・・・はぁ」
ここでも娘溺が出てしまい
しまいには泣いたのだった・・・
そして晝過ぎに家に著いた僕らは
僕の両親に會う為の準備をするのだった。
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