《部活の後輩と付き合ってみた》愉快な會話?

「「あっ・・・」」

父親から茶化されて、目の前に両親がいる事を

すっかり失念していた事に気付いた。

僕らは慌ててお互い距離をとった。

「アッハハ‼︎俺を気にせずやってくれ‼︎」

「やらない‼︎」

「やりません‼︎」

「「あっ」」

と絶妙にハモった。

「拓海と七海さんは本當に仲いいな‼︎」

・・・なんか親父に言われるとムカつくな。

「若いっていいわね〜私達もこんな頃あったわね〜

私なんて・・・」

「母さん、誰も母さん達の馴れ初めを聞いてないから」

「あら、そうだったかしら?でも聴きたいでしょ?」

「遠慮するよ‼︎」

「そんなにですか?」

と不思議そうに七海が聞いてきた。

「・・・だって七海。前編、中編、後編の3部作で

各3時間だぞ?」

あの指をめぐる冒険よりも長いものを聞きたいと

思う人がいるなら見てみたい・・・

「隨分長いですね・・・」

「あらあらこれでも半分以下にめたのだけど〜〜

ダメかしら?」

「長いわ‼︎」

というかまだ半分以上あるんかい⁉︎

「センパイ、容赦ないですね」

「だって小さい頃から子守唄代わりに聞かされて

きたんだからさ・・・もういいだろう」

ことある度に聞かされてきて、殆どの容を覚えて

しまった。

「私としてはたくちゃんの今後の參考にしてほしいと

思っていたのだけど〜」

「誰があんなチート親父になるかよ・・・

全國4連覇してるし、人生勢いで走っているような

人に僕はなれないよ」

「褒めても何にも出ないぞ‼︎」

「誰も褒めてないよ⁉︎」

・・・なんならしけなしているんだが?

「そう言えば、親父の大學の剣道部から來てしいって

が來ているんだが?」

「ええ〜平塚いけよ〜」

「その平塚さんからも來てくれって伝言預かって

いるんだけど」

「全く・・・わかった、行くか〜」

と渋々といったじに同意した親父。

「來てくれたら剣道部部員全員で接待させて

いただきます、だってさ」

「まぁ後輩の面倒を見てやるか‼︎

・・・みっちり鍛えるか」

「じゃあ七海のお父さんに伝えておくよ」

「ほほ〜拓海はすでに彼の両親と仲がいいのか‼︎

著実に結婚への道を作っているな‼︎

次は"娘さんを僕にください‼︎"と言うんだな‼︎」

「まだ早いわ〜‼︎そもそも七海のお父さんと換したのは

七海の生活態度を教えてくれだったからな⁉︎」

・・・まぁ教えたら、なぜか家に名古屋の味噌や

手羽先が屆くようになったが。

「あら〜たくちゃん頑張ってるわね〜〜‼︎

・・・お赤飯炊く?」

「炊かなくていい‼︎何もめでたいことないだろ・・・」

「センパイ」

と七海が僕の肩に手を置いてきた。

「ごめんね、七海。こんな両親で」

「センパイ、私の両親への結婚の挨拶なら

いつでも大丈夫です」

と親指を立てて、笑顔で言ってきた。

「ブルータス、お前もか⁉︎」

ここで七海が両親サイドに移った。

「あ、でも両親への挨拶の前にはプロポーズして

しいですね〜、給料3ヶ月の指と共に」

「・・・はぁ」

「そしてできれば高めのレストランや

観覧車とかでされたいな〜されたいな」

「設定しっかりしてるね・・・」

「そりゃ、はきちんと計算して勝てる見込みを

作らないといけませんからね‼︎

・・・どこかのセンパイはその計算をことごとく

崩して行きましたけどね〜〜」

「それって僕のことだよね?だよね?」

「たくちゃん・・・あなたは前からの気持ちに

だったのは知っていたけどここまでとは・・・」

「その憐れむような目をやめてしいな・・・」

「や〜い、や〜い。鈍〜〜」

「親父は煽り方がガキか⁉︎」

「センパイの樸念仁〜〜」

「七海も煽り方が子供だよ⁉︎」

・・・なんだろう、鈍なだけで何故ここまで

言われなきゃいけないんだ?

「・・・理不盡だ」

つくづく思うよ。

「あっ、そういえば拓海」

「なんだよ親父」

「ビールとか飲み足りないから、買ってきてくれ」

「じゃあ金よこせや」

「ほいよ、余ったら菓子でも買ってくれ」

と言って、お札を3枚預かった。

「じゃあ私も行きますよ?」

「俺は七海さんと話がしたい〜」

「・・・何言ってんだよ親父」

「だって拓海に初めての彼だろ?

どんな人か知りたいだろ〜」

「・・・心配だ」

「私は構いませんよ?」

「ほらほら七海さんもいいって言ってるし〜」

「分かった。七海、何かあればすぐに警察と僕に

連絡な?」

「そこまでですか⁉︎」

「あと親父ば変な事するんなよ?」

「分かった分かった」

「絶対な‼︎」

「あれ、俺ってそんなに信頼ないか?」

「あると思っていたのかい?」

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