《あえて鈍のふりをしてみた》第7.5話
〈裕太視點〉
「今日は午前中お迎えテストやって、午後からは々クラスの役員決めたりするからね。それじゃあテスト頑張ってね!」
ホームルームが終わり、クラスのみんなはすでにテストの勉強していた。
そんな中俺は何をしているかというと、近藤と話しているわけでもなく勉強しているわけでもなかった。
(部活どうしよっか。軽音部あったしな、でも春のこともあるし迷うな。)
こんなこと考えてると近藤が後ろを向いて話しかけてきた。
「水野くんは部活とか委員會とか決めてる?」
「んー、軽音部考えてるんだけど両親共働きで妹が家で1人になるし迷ってる。」
「軽音部!?あたしも軽音部迷ってるんだよねー。ギターとか弾いてみたいなーって。だから知ってる人がいて教えてもらったらありがたいなぁ…なんてね。」
知ってる人が部活にいるのは確かにありがたいが、こればかりは春と相談しなきゃな。
「ま、気が向けばね。」
「期待して待ってる!あ、そろそろテスト始まるね。」
やべ、勉強してねーや。あ、死んだなこれ。勉強してねーって言って本當は勉強してる奴いるじゃん、俺はまじでしてない人の方。
「はーい、勉強道しまってー!テスト始めるよー!」
はい、やらかしました。
これが主席(笑)です。
まぁテストは返ってきてから考えよう。平均はいってるだろう、いっててほしい、いってるよね?
「じゃあクラス役員決めまーす。最初に、代表委員やりたい人?」
あやっちがそう言うと眼鏡をかけたいかにも學級委員長ってじの男子生徒と子生徒が挙手した。
「お、いいね。じゃあ小林君と清水さんお願いね。」
「「はい。」」
おお、こんなにすんなり決まるんだな。中學の時はもっとかかってたからな。
ん?俺は何もしないのかって?當たり前だろ。
「それじゃあこれからは小林君と清水さんに仕切ってもらおうかな。」
「わかりましたー。はいどーもー、小林でーす。隣の清水とは馴染みでーす。こんな見かけしてるから真面目君とか言われるけど、中こんなんだからそこんとこよろー。」
うおぅ、第一印象一気に崩れたぞ。
「はーい、清水でーす。まあうちもこんなんなんでよろしくねー。多分みんな固いの嫌いでしょ?これくらいが多分丁度いいと思うんで素のままでいきまーす。よろしくー。」
こっちもかよ。なんかもうわかんねーな。
「じゃあ次に書記きめまーす。やりたい人いるー?」
まあ、任せても大丈夫…か?
任せて大丈夫でした。てか場の空気かすのうますぎて怖い。危うく俺も育委員とかいうめんどくさそうな委員會やるところだった。近藤も自治委員とかいうこれまためんどくさそうな委員會りそうだった。
「ねえ水野君、一緒に帰らない?」
今時のJKはこんなことを気軽にいうんですかねぇ。そんなわけねーだろおい。
「え、なんで、早く帰りたい。」
「だってー、まだ話したことあるの水野君だけだし、話し合うし、なんか1人で帰るって嫌じゃん?」
いや知らねーよ。
「そ、れ、にー、こんなと帰るのにぃ、斷る理由もなくない?」
あざといわ。でも言い返せない。てか自分でとか言うなよ。
「はぁ、早く帰るよ。」
「ほーい!」
道中は他もない話をしていた。その中でも、俺の家と近所なのには驚いた。
どうやら、近藤の家にも春と同い年で同じ學校行ってる妹がいるらしい。気づいたらもう俺の家のすぐ近くまで來ていた。
「でねでね、奏があたしが部活やろっかなって言ったら、「お姉ちゃん…帰り遅くなるの?」って。ほんと可かったあれは。」
「ふーん、似たようなこと俺もあったわ。俺がバイトするって言った時、「兄さん…あまり遅くまでしないでくださいね…」ってさ。1日も働いてないのにバイト辭めたくなったもん。」
やはりうちの妹は天使、異論は認めん。
「へぇ。やっぱ似たようなことあるんだねぇ。でもあたしの妹は天使だわ。異論は認めない。」
「いやまて、それは違う。天使なのはうちの妹だ。春が1番可い。」
「何言ってんのさ、奏が1番に決まってるじゃん。」
「春だって!」
「いいや、奏が1番!」
何を、いくらなんでもこればかりは譲れないぞ。
「いいや、俺の妹が1番だね!春ほど天使な子はいない!」
「いいや、ぜっっったい奏の方がかわいいもん!水野君は奏のこと見たことないからそう言えるんだよ!」
それは近藤にも言えてるぞ!
「ちょちょ!お姉ちゃん!何言ってんのさ!」
「ん?あ!奏!ほら水野君。この子かわいいしょ!」
「ん?春もいるじゃん!ほら近藤、春の方が絶対かわいいから!」
「なにをー!!」
「これは譲らん!」
結局この後春と奏ちゃんに怒られてその上母さんと近藤母にも怒られたのはご。
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