《あえて鈍のふりをしてみた》8話

〈春視點〉

「ねえ春、俺さ、部活やろうと思うんだけど大丈夫?」

夜ご飯を食べ、お風呂にり寢ようとしてた時に兄さんにいきなり言われました。

「え、どういうことですか?大丈夫って何がですか?」

「俺が部活するとさ、春が1人で家にいる時間増えるから。ただでさえ週3でバイトれてんのにさ。そこ大丈夫かなって。」

むぅ、兄さんはいつまで私を子供扱いしてるんでしょうか。

「私そんな子供じゃないです。」

「どーだか、バイト始める時めっちゃ寂しがってたくせに。」

「そ、それは!仕方ないじゃないですか!いきなりのことでしたし!」

「今もいきなりのことだけどね。」

うっ、言い返せないです。

でも兄さん、私のこと心配してるからこう言ってくれてるんですよね。

「大丈夫です。私のせいで兄さんが本當にやりたい事ができないのは嫌ですから。私は夕飯とか作って待ってますから。」

今更なじはしますが、それでも今まで私を優先してくれた分高校からは兄さんのやりたいことやってしいです。

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寂しいのは否定しませんが…

「そっか、ありがとね。…ところで、春ご飯作れんの?」

失禮な!それくらいできますよ!…多分

「大丈夫ですから!家庭科の績いいですし、母さんが作ってるの見てましたから!」

「ふーん、見てた…ねぇ。作っては、ないと。」

ほんと兄さんはいじわるです。

「…きらいです。」

「うへぇ!?ごめんごめん!噓だから!」

面白いくらい兄さんは慌てふためき、謝ってきました。

「ふふっ、冗談です。」

「心臓に悪いわ…」

兄さんはし呆れたような、でもホッとした表をしてました。

兄さんは昨日私と話したからと言って、今日どでかいギターケースを持って學校へ行きました。

る部活って軽音部だったんですね。兄さんらしいですが。

そして、奏さんのお姉さんも兄さんと同じく軽音部にるらしいです。奏さん曰く初心者らしいですが。

ということで今日は奏さんが家に遊びにきてます。験勉強?しらないです。

「ちょ、春ちゃんつよ!え!あたし1回も春ちゃん倒せてないんだけど!」

「ふっふっふっ、このゲームでは兄さんにすら負けたことはないです。」

今はんなキャラクターで闘するゲームをしています。ハンデありでも負けるつもりはありません。

「はい、どーん。」

「うわぁ!ちょっ、強すぎぃ!」

私の用キャラは銃を撃つ狐さんで、奏ちゃんは電気ネズミを使ってました。

「ふぅ、もうこんな時間ですか…そろそろ兄さんたちも帰ってきますかね。」

時計を見ると19時を回っていました。

「そうだね。じゃあそろそろ遅いしあたしも帰ろっかな。」

久々に友達と家で遊んだ気がします。

すごく楽しいですね。

「わかりました。今日は楽しかったです!」

「うん!あたしも!じゃあまた明日ね!」

玄関まで見送り、奏さんが扉を開けようとした時、扉が開きました。

「ただい…お、いらっしゃい。今帰るとこ?ちょうどそこにお姉ちゃんいるからね。

んじゃ、夕姫はせめてバレーコード以外は弾けるように練習しとけよー!」

「はーいゆー先生ー!」

「先生はやめい!」

ちょうど兄さんたちも帰ってきたようで、奏ちゃんはし戸ってましたがお姉さんがいるとわかると目を輝かせ駆け出して行きました。

「春ちゃんまたねー!おじゃましましたー!おねーちゃーん!かーえーろー!」

本當に奏さんはお姉さんのこと好きなんですね。

そして私たちも家にりました。

「そういえば、春ご飯作ってくれた?」

「あっ!」

〈裕太視點〉

昨日春に許可を取ったので、今日からギターケースを持って登校する。それにしても、昨日本気で嫌われたと思ったからマジで焦ったなぁ…

まあ冗談だったからよかったけど心臓に悪い、やめてほしい切実に…

「あ!水野くんそれギター!?」

俺が教室にったら近藤にまず先にギターを持ってることを見られた。まあそりゃそうだでかいし。

「ああ、俺軽音部るわ。」

「ほんと!?やった!よかったー、初心者だからこういうの怖いんだよねぇ知らない人しかいないわけだし。てか、ギターケースってこんなでかいの?」

「ん、これくらい普通。持ってみる?」

俺のギターケースを近藤に渡してやると、想像してたのより重かったのか落としそうになってた。おい、やめろ。

「うぉ!おも!ギターってこんな重いの!?」

「落とすなよ。ちなみにその中にエレキギター2本と機材ってるからな。」

「え!2本も!?どうりでこんな重いんだ。ねえ!見ていい!?」

「うん、いいよ。ただ、これらクソ高いから落とさないでね絶対。」

「はーい!うわ!すごい!」

聞いて驚くがいい、俺の持ってるギターはなんと!ギブソンの15年モデルのレスポールトラディショナルと更になんと!グレッチのホワイトペンギンだ!これは自慢できる。ほんとに。

「ねえ、この白いギターめっちゃ綺麗!これいくらした?」

「あぁ、それはホワイトペンギンっていうギターで、だいたい40萬くらいか。もう1つのギターがギブソンって會社のレスポールっていうので、それが25萬くらい。ペンギンはまあ貰いでレスポールは中古だから10萬くらいだけど。」

アメリカにいた時に父さんがもうギター弾かないからってくれたんだよな。もうどハマりしたなぁ。

「…ねぇ、やっぱ持てないわこれ。そんな高いの。」

そう言ってそっとギターケースに戻した。

まあ普通そう思うわな。一応安い方だけど。

「まあこれらは俺の自慢だからな。正直俺は自分で畫投稿できるほどの腕前はあると思う。」

ん?なんで引いてるんだ?俺おかしなこと言ったか?全てですね。わかります。

次回に続けます。

更新遅くなりすみませんでした。

験期なので、またピタリと止むかもしれませんが、験が終わればまた再開するのは確定です。

今はある程度模試でも點數取れてるので息抜き程度に。

ギターついてですが、私筆者本人の使ってるものと全く同じにしています。その方が書きやすいので(自慢したいとかじゃないよ!ほんとだよ!)

もしこの小説じゃなく、ギターについてももっと詳細知りたい!とかいう奇特な方がいらっしゃいましたらまた別の話で追々書いていきます。

いらっしゃらなくても書くかもしれませんが、もし知りたい人はコメントください(そこ!骨なコメ稼ぎ乙とか言わない!)

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