《公爵令嬢!政略結婚なんてお斷り!!》1『ハメられました!』
「お斷りします!」
はぁこれで何度目でしょうか?わたくしルーナが婚約の話をお斷りするのは。あっ自己紹介が遅れましたね?わたくし、ルーナは現在14歳公爵令嬢でございます。まぁはっきりいいますとお母様譲りの貌を持っているとかなんとか…自分ではよくわかりませんがとにかく婚約の話が耐えません!もううんざりです。
「お父様?わたくしは政略結婚などしないと言っているでしょうなぜ事前に斷ってくださらないのですか?」
「なぜって會ってみないとわからあいであろう?」
「ですから!わたくしは婚約の話などで會ったご子息と仲良くなる気わございません!何度言えばわかるのです!?」
「はぁまただめか…」
全く良くもまぁ懲りずに何回も
「だがなルーナ?そろそろお前も相手を探してもいい頃だと私は思うのだがな」
「そのようなことは十分に分かっております。ですが公爵令嬢の名に惹かれてやって來る殿方は嫌なんです」
「そうか。なら次に王城で開かれる立食パーティに參加したらどうだ?まだ社デビューしていないし楽しめると思うが…」
「はぁ今回だけですよ?」
「ああ、返事をしておこう」
はい、このとき気づくべきでした。お父様が企んでいることを…
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