《公爵令嬢!政略結婚なんてお斷り!!》5.5『皇太子の興味』

「好きではない人との結婚はしたくありません」

はっきりと俺の前で言った。皇太子である俺の前で、誰もがどうにかして結婚や茶會などとって來る令嬢ばかりの中で唯一、彼ルーナ·アーシュははっきりと言った、だから

「……お前はないのか?一応皇太子だぞ?」

試したんだ。どれだけその思いが強く自分を貫こうとするのか、

「あーないですね。だって皇太子ですけど殿下も同じ人間ですから」

面白い、素直にそう思った。なぜなら皇太子である俺に向かって『同じ』と言う単語を使うものなど誰一人いなかったから、だからもっと知りたいと、噂を聞く限りでは男嫌いだ結婚する気がないだの言われていたが、ただ単に自分の考えを持っているだけで…

***

「久しぶりだな、ルーナ嬢」

「2週間程前にあっていますが?」

態度に婚約しないと全力で出ているな。俺を前にこの態度とは、やはり面白いな。

「予想通りの答えだな」

「それは褒め言葉ですか?」

「ああ、そう捉えてくれて構わんが」

余計に気が悪くなったようだな、しかし隨分と態度にが出ているな…

「そろそろ本題へ移ってくださいね、殿下」

「わかっている」

全く、その言い方だと俺が話をばしているみいだろ!

「ああ、そうだなルーナ·アーシュ俺と婚約してほしい」

「お斷りします、殿下と結婚するつもりはありません」

予想通りの答えだな、まぁだからと言って簡単に引き下がるわけにはいかないな

「何故?」

「好きではないからです。わたくしが貴方を、貴方がわたくし」

こいつ、相手を知ろうとしてないことに気づいてないのか?

「なる程好きではないか…なら好きになればいい」

「はっ?どういうことです?」

「確かに見合い婚に好きか嫌いかなんてもんはない、でもお前のやり方だとずっと結婚できんだろう」

「何故そう言い切れるのです?」

「何故か、それはお前が相手を知ろうとしていないからだ。相手を知らずしてどうしてをいだく?」

「それは、こうびびっときた「あるか、馬鹿者」」

夢見る乙か!お前は

「なっ馬鹿者って失禮にも程があります」

「だから、今回はここに住んでもらう」

「はっ、?」

「俺ら王族と一緒にな」

「えーーーっなぜ!?」

「お互いを知るためだな」

「そうではなくて「あーあとはマシュー説明してくれ」」

「説明するなら最後までしてほしいものですね」

一言余計だ、まぁいいだろ公爵には話をつけているし荷も今日運ばれるししばらく騒がしいだろうか、時間はあるゆっくりお互いに知っていけばいい

「、ということはまさか!」

「そのまさかです。今日からルーナ様にはここに住んでもらいます!」

楽しくなりそうだな、ルーナ·アーシュ

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