《地味な俺がなんでモテるの!?》第2話 態度大きいお嬢様な彼は 橘 桜花

「ねぇ」

城の隣で歩いていた二葉は突然切り出した

急に喋り掛けて來たが特になんとも思う事なく返事を返す

「ん?」

「あのね…その…」

城でもわかるぐらいに顔が赤面していた

そして何故かし恥ずかしそうにモジモジとしていた

「ん??」

何か隠してる事があるのか?と一瞬思ってしまったが、城は別にカップルでも無いのに

「なんだ?何か隠し事をしてるのか?」

なんて彼氏面してたら さすがのなじみでも引いてしまうだろう………だからここは

「どうした?トイレか?」

この時 城は正しい選択をしたと確信をした

何故ならば!未來は人と會話をしていてモジモジするような照れ屋では無いことを知ってるからだ!そして…何よりの証拠は!

二回目だがモジモジしているという事だ!

そう…の子は人と會話をしている時モジモジとしていたら だいたいトイレだからだ!

と見事ボディーブローや正拳突きを食らわずにすんだと心カッコを付けフッと思いながら未來を見たら未來は俯いて何かを我慢していた様子だった

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やはりと城は思っていたが

「まぁトイレだったらそこの公園にでも」

「ば」

「?」

「ばかーー!」

「ぐふ!」

とどうやら正拳突きを食らったらしい

ははっ今なんかメキッて言った

未來の正拳突きを食らいその痛みで倒れたら

未來は城に食らわした後 直ぐに

ばかーー!と言いながら先に行ってしまった

「 本當に何がしたかったんだよ!」

城は痛む所を押さえながら頑張って立とうとするだがやはり痛みがありフラフラと歩いている

「なんか 怒らせる事したかな?」

と本當ににわかっていない城はゆっくりだが歩いていると

「あの」

は呟いたが聲が小さすぎて城には聞こえていない

そしてはもっと聲を張ろうとさっきより大きく言ったのだが

「あの」

「マジで痛え」

と痛い所を抑え込ている城はまだ気付いていない

そしてはそのまま聲を掛けられずに

城とは違う道で學校に行くのであった

(私のバカ…)

「未來の奴…本當に先に行きやがったな…」

ともう痛みは…し殘っているが

普通に歩いていても大丈夫と言う程回復し

學校への道のりを辿っている

そしてただただ歩いて

十字路を渡ろうとしたら列がぞろぞろと曲がって來た

「あぁ!橘様!」

「今日もなんというしさ!」

「お飲みはいかがでしょうか」

と何故か大聲で黃い聲援を送っている奴がいる

「頂わ」

と金髪のハーフ系なが取り巻きの男子に囲まれながら歩いている

「あー橘様」

と取り巻きの男子が口々に橘と言う名前を連呼している

何処の神様だよ…

と思わせるような雰囲気だ

普通はその列にし離れて歩くのが得策だと思うのだが城にはそんな事関係無く列の橫を堂々と歩いていた

「ちょっとそこのあなた」

とキレイな聲が聞こえたが城は自分が呼ばれたのを気付いて無く無視をしてしまった 

「ちょっとあなたよ!あなた!」

し聲が荒かったのでもしかしてと言う表城はその聲の方に顔を向けると

「あなた!この私を無視するなんて!

庶民には私を見るのも烏滸がましいこの私に!」

とちょっと痛い子かな?と思わせる口振りで

城はその橘と呼ばれる彼し冷やかな目線を向けながら

「ごめんごめんで  何?」

と何故こちらは悪く無いのに謝ってしまうのは多分面倒なのかとこの場合は思わせる

「あなた…私の橫を歩くのは止めて下さる?」

し小馬鹿にしながらイラッとくる臺詞を言って來た

コイツは何を言ってるんだ?と城は思ってしまう

だが城は頑固なので退けと言われても退かない主義である

「やだね それは俺が決める」

と斷ったのだがその言葉に取り巻き含め當の本人も驚きの表をしていた

「おい…あいつ橘様の命令を…」

「あいつ…終わったな…」

と聲が聞こえて來た

そして城はこの橘と言う奴はし金持ちでルックスが良いだけでこんなにもちやほやされてるのだろうと思った

いじめ等されそうだが城は決して折れないと自信がある

し気が張りながらも城は淡々と歩いている

「あなた…名前は…」

と橘から聲を掛けられたので名前位はと

城は名乗った

「斉藤 城」

「そう…その名前覚えとくわ

私も名乗ってあげるわ!」

と異常に態度をでかくして行ってきた

「私は橘 桜花たちばなおうか…そして」

「ハイハイわかったわかった」

「な!」

と軽くあしらい怒鳴っている聲が聞こえてきたが無視をした

そして止まっている列を目に城は先に學校に向かった

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