《地味な俺がなんでモテるの!?》第18話 城は今日も苦労する

「はい?」

と固まっている城に大西は……

「お父様からのお手紙」

城は我に帰り手紙を読むと

「な な なんじゃこりゃ!」

と思わずんでしまった。

いや、これはぶのも仕方ないと言える。

何故ならば、手紙の容は大まかに言うと娘が気にった殿方は珍しい、しかも將棋では娘を負かせる程の実力があるからそこで教わりたいので宜しく頼む

と言う容だった。

「問題無し」

「いや、大ありだよ!」

とグッジョブとしている大西に思わず城は突っ込んでしまった。

「とにかく、大西の親さんが公認でも俺たちの生活もあるし流石に…」

と言い掛けた所で大西は城に銀のケースを城の前で開ける。

「お気持ちです。」

とケースを閉じて城に渡すと城はそれを無言でけ取った。

「じゃあ、大西の部屋はあそこね」

城は意外と金に目がなかったのであった。

「えー、突然だが今日から一緒に住む事になった 大西 結依さんだ。」

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「宜しくお願いします。」

とリビングで大西の紹介をしていると未來は心底驚いている表で見ていたが楓はまるで目にが無い様な目を向けていた。

城、何で大西さんがここに!?」

城にぃって結構モテてるよねー」

と、二人は質問攻めをしてくるが城はそれを止め

「待て待て、先ずはご飯にしないか?」

と食事をするように促したのであった。

「いただきます。」

と今日は昨日と同じじゃがだ。

「んー、やっぱ二日目のじゃがは旨いなー!」

と楓は先ほどと違い味しそうに食べる姿を見ているとし和む城だがそれもつかの間

「にしても城にぃはの子を連れ込むのも上手いよねー」

と言われると城はビクッとが反応したが他の二人はきにせずに食べている。

その神力がしいよ…

城は思うのであった。

「で、城にぃどういう事!?」

とご飯も食べ終わり未來には皿洗いを任せている。

そして、大西はと言うと……

パチパチと持ってきていた將棋盤を一人で將棋を指していた。

「いやなこれには深いわけが…」

「へー」

と楓は城にジト目を向けていたが城が説明を終えた頃にはもうどうしようも無いと言う諦めた表をして、「もう、わかったよ…」と大西の同居を許して貰った。

「よ よし じゃあこれから一緒に住むからにはルールが必要になる。」

城は割り箸が何本かっている箱を出す。

「これから、この割り箸で當番決めをしたいと思う。」

と未來達は特に異論は無く、楓、未來、大西、そして、城が割り箸を引く。

「中には、掃除 洗濯 料理とそれぞれあるが掃除だけは二人でやることとする。」

「はい!城にぃ!質問!」

「どうした?」

と楓が元気よく挙手してきたので疑問に思っていたが…

「當番の中に城にぃとイチャイチャする擔當は無いんですか!」

「無いな」

ガクーンと俯いている楓の隣で大西も手を上げたので楓を無視し、大西が立ち上がる。

「將棋 と言う擔當…を。」

「あってたまるか 卻下だ。」

すると、大西はくっと何か覚悟を決めた!というように拳を震わせている。

二人の質問を全てはね除けた城は最後に未來をちらりと見たが、未來は特に何も無いと顔で表現していた。

「よし、じゃあ引いた擔當を言ってってくれ。」

城は用意していた紙に家事と名前を書いていく。

最終的に、城と大西は掃除、未來が料理、そして、楓が洗濯となる様になった。

「よし、それでこのローテイションで2日に一回っというペースで回るからな。」

「わかったわ」

「まかせといて!」

「うん」

と全員の了解が得られたとこで當番決めは終わった。

そして、皆思い思いに過ごしている。

城はテレビ前のソファーに座ると、いつもの様に未來が隣に座り楓は張り合うかの様に隣に座る。

後一人分は空いているのだが何故か城は狹い思いをしていた。

「俺、これから部屋に行くから」

とソファーを立ち上がり、自分の部屋で向かうが…

城が廊下を歩いていると袖が引っ張られたので、振り返ると大西がいた。

「大西どうした?」

「約束」

「え?」

「約束の將棋」

「來て」

城に部屋…では無くまだ片付け終わっていない大西の部屋に向かう事になる。

城は特に斷る理由も無いので大西に手を引っ張られながら歩いて行く。

「將棋って…先ずは片付けしないか?」

そう、大西の部屋は大西が持ってきていた大きめのバッグが2つあり、その中は一つは將棋盤等そして、もう一つは類等であったが大西は城の家には制服で來ていたのだが家に上がりいつの間にか著替えていてその制服がぽつんと真ん中に置かれていた。

多分だが、大西は早く將棋がしたくて我慢出來なかったのだろうと城は思う。

「…………………?」

「いや、そんな『何か問題が?』みたいな顔しても……」

「服位は畳もうな」

コクりと頷く大西だが、服を持ち上げては首をかしげ、そして服を広げるがまたもや首をかしげる。

「大西…もしかして」

と大西は城に向き頷いて

「わからない」

どうやら世間知らずだった。

「教えようか?」

城がそう言うと大西はコクりと頷いた。

先ず城がお手本を見せ、大西は不用ながらも服を畳んで見せたが、やはり最初はくしゃくしゃになってしまい大西はまたやり直している所で

「ちょっといいか」

と大西の後ろから抱き付く様に手をとった。

「!?!??」

と大西は顔を真っ赤にしながらびだすのを耐えていたが城はそんな事は気にせずに大西の手をとりながら制服を畳んでいた。

畳み終えると城は大西から離れる。

「どうだ?大覚えたか?」

城は確認するが大西は不機嫌そうな表城を睨んでいた、気持ち頬が赤くなっている気がする。

(大西って、こういう顔もするんだな)

城は驚いていると城は日課を思い出す。

「大西 これから出掛けてくるから將棋は明日な」

城は大西の部屋を出ていった。

「不意打ちは……卑怯…」

と大西は城が居なくなった部屋でそう呟いたのであった。

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