《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜転校生と始める學園生活〜》6話 校外學習2

純白。

優の目には純白のビキニでを包んだ、天使が立っていた。

「ユウ?」

「は…え、えと、ぜ、全員揃ったね。行こう!」

「うん。」

「どこで泳ごうか?」

「…沖の方まで行っちゃう?」

三人はそれぞれ違うの水著にを包んでいてどれも可憐なものだったが、優の目に印象深く飛び込んできたのはミーシェの水著だった。

なんというか…その…サイズ間違ってるよね?!

ミーシェの水著はその大きく実ったを隠すには小さすぎると思う。

これは…反則だ。

優はミーシェに見とれていた。

「優?」

「はっ!り、陸。」

「僕達も行こう。」

「そ、そうだな。」

「ユウ、私の水著…どう?」

「へ?」

ミーシェが唐突に尋ねてきた。

「えっと…いいんじゃね?」

「え〜…何その微妙な反応…。」

「し、知らん!」

優は誤魔化すために潛ることにした。

直視すると鼻が出そうだな…。

「優くん。」

「え、江ノ島さん?」

「わ、私のはどうかな…?」

「へ?」

「…水著。」

顔を赤く染めて聞いてきた江ノ島が來ているのは水の水著だった。彼は長い髪を束ねていつもと違う雰囲気を醸し出していた。

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「い、いいんじゃね?」

さっきと全くおなじ回答である。

「そ、そうかな?」

「あ、うん…。」

陸…助けて…。この狀況…。

「…藤山くん。」

「ん?」

「…藤山くんって何か運部にってたっけ?」

「俺?ってないよ?」

「…それにしては腕とか腹筋とか…凄いね。」

「あ、私もそれ思ってた。優くん本當に帰宅部?」

「そ、そうかな。」

そう言って優はまじまじと自分のを見てみる。

普通じゃね?

散々泳いだあとは晝食の時間になった。

「どこで食べようか?」

「私、海の家行ってみたーい!」

「…私も。」

「僕はどこでもいい。」

「じゃあ海の家に行こうか。」

優のグループは海の家で晝食をとることになった。

「どれにしようかなぁ…。」

「私、海鮮丼で。」

江ノ島は早めに決めてしまった。

「…私も同じのでいいや。」

「僕は海鮮ラーメンで。」

「あ、俺もそれで。」

「じゃあ私はその2つで。」

「…」

「え?」

「大丈夫か?そんなに食えるのか?」

「あ、大丈夫大丈夫!海鮮丼なんておやつおやつ。」

「マジか…。」

ミーシェはペロリと平らげ、海鮮ラーメンはおかわりした。

晝食の後先生がみんなを集めた。

「この後の予定だが、班ごとに飯盒炊爨をやってもらう。」

「何作るんすかー?」

「カレーに決まってんだろー。しおり見ろ。火を使うからな。くれぐれも火傷しないように。」

「はーい。」

優達の班も取り掛かることにした。

「優くんと小宮くんは木を切ってよ。」

「おう。」

「任された。」

「のこぎりは…と。」

「優、競爭でもしないか?」

「え?いいけど。」

「よし、じゃあ…始め。」

2人は同時にのこぎりを引いている。

「終わった。」

「え?噓だろ…優。早すぎだろ?」

「そうか?まあ俺が施設にいた時は下の子の要で1人でツリーハウス作ったことあるからな。」

「くっ…もう一回だ。」

「え?いいけど…。」

「…で?この量の薪は何?」

「待ってくれ。陸が悪い。」

「待て、優も後からのってきてただろ?」

「はぁ…まあいいや。カレー見てて?」

「おう。」

「任された。」

「混ぜてなくていいのかな?」

「僕は料理はしやるんだ。任せておけ。」

「おお…。頼んだ。」

し甘いな。僕は辛口が好きなんだ。」

「唐辛子…とか?」

「いや、こういう時は辛味噌がいいらしい。」

「ないよ。」

「そうか…どうしたものか…。」

「そのままでいいんじゃね?」

「一応唐辛子をれて置いてくれ。」

「OK。…あ。」

蓋がきちんと閉まっていなかったのか半分以上がってしまった。

「優?どうかしたか?」

「い、いや、何も無い。」

「そうか…。」

「ご飯炊けたよー。」

「ねえ、小宮くん、ミーシェさん凄いんだよ!包丁の扱いとかもうプロだから!」

「そ、それは凄いな…。」

「…カレー。見ててくれた?」

「お、おう。完璧だ。」

大丈夫…見たじじゃ分からない…。落ち著け…俺。

「もうみんなも食べ始めてるし…私達も頂きましょ。」

「そうだね!いただきまーす!」

「…いただきます。」

「いただきます。」

俺は…いいや。

パク…

「!…何これ辛い!」

江ノ島が先に気づいた。

「…辛い…。」

「え?味しいじゃん。」

ミーシェさんは辛いの平気なのか…。

「これは…優。食べないのか?」

「いや、俺は…。」

「…もしかして…藤山くん?」

「え?」

「そう言えば唐辛子…どれくらいれた?」

「え、えと…半分くらい…。」

「なんだ…小さじ半分くらいでしょ?それならこんなに辛くはならないよ。」

「いや、これ半分…。」

優はほとんど無くなった唐辛子の容を差し出した。

「マジすいません…。」

我慢して味しく頂きましたw

夜。

宿泊施設の一室に優と小宮は泊まっていた。

「…」

「…」

気まずい…何をすればいいんだろうか…。

「な、なあ、優。」

「ん?どうした?」

「プ、プロレスでもしないか?」

「は?」

「いや、周りの部屋でもやってるっぽいから…。」

「流石にそれは…。」

「いくぞ。」

「ちょっ…待っ…マジかよw」

ドタバタ…バタン!

「ゴラァ!暴れるな!」

「「す、すいません!!」」

「たく…。」

バタン…

先生は去っていった。

互いに顔を見る。

「「ぷ…あははは!」」

「いやー…今のはびびったな。」

「そうだな。」

なんだかんだで打ち解けた2人は雑談をしながら眠りについた。

こうして1日目は幕を閉じた。

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