《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜転校生と始める學園生活〜》29話 もしかして…

「うーん…小さいかなぁ?」

「大丈夫よ。そんくらいの方が男の子は喜ぶわよ。」

「うーん…でも…恥ずかしいよぉ…。」

ミーシェは新しく買った水著を著て鏡の前に立っている。

「明日でしょ?」

「うん…。大丈夫かなぁ…。」

そう、明日は優と一緒に海に出かける予定である。

「…」

「…」

「…えーい!そんな弱気でどうするの!」

「え?」

「自信を持ちなさい!」

「お姉ちゃん…。」

「あなたは可いわよ。私が保証するわ!水著も似合ってる!」

「そ、そうかな…。」

「そうよ!」

「わ、分かった…!」

「そう言えば…電車で行くの?なんなら車出すわよ?」

「ううん、ユウに送ってもらうの。」

「そう?ならいいけど…。」

翌日。

「ひゃほーい!気持ちいいー!」

「もっとスピードあげるか?」

「うん!」

「オーケー…」

ミーシェは優のバイクの後ろに乗り、海を目指して進んでいた。

「結構場のビーチだからな…。ちょっと遠いぞ?」

「いいよ!その間バイクに乗れるし!」

「ははは…本當に好きだな…。」

「うん!」

「そんなに好きならやっぱり免許とったらどうだ?ツーリングとか楽しいぞ?」

「そうだねぇ…。でもやっぱり私は乗せてもらえればいいや。勉強するのもめんどくさいし。」

「それが本音だな…。」

「へへへ…だってめんどくさいし…。」

「まあ俺でよければ乗せてやるよ…。」

「ほんと?!」

「ああ。予定が合えば…だけどな?」

「ありがとー!」

「わっ、おい、そんな強く抱きつくな…。」

が當たって集中出來なくなる…。

「ふふふ…だって落ちたら困るもーん。」

「さいですか…離すなよ?」

「うん…!」

2人は海道を進んで行った。

「うーみー!!」

「…綺麗だな。」

「それに…」

「ああ…。」

「「全然人がいない!」」

「ていうかいない。」

「…二人っきりだね…。」

ドキッ…

なんかその言い方やめろよ…。

誤解しちゃうよ?

ていうかしたよ?

「そ、そう…だな。」

「わ、私著替えてくる!」

「あ、俺も…。」

2人は互いに更室へと向かった。

「な、なんであんなこと言っちゃったんだろ〜!」

余計意識しちゃうじゃん!

「…ユウを夢中にさせてる人か…誰だろう?」

「って何考えてるんだ私!べ、別にユウの好きな人なんて私には関係ないし!」

ミーシェは誰もいないのに言い訳を始めた。

「…」

虛しいなぁ…。

「…なんか…よく分かんない…。」

「っ…」

すぎだろ?!

優はロッカーを拳で打つ。

「やべ!凹んじまった!」

べキィ…

強引に戻す。

「ふぅ…」

大きな深呼吸をする。

「…落ち著け…。別にただ友達として遊ぶだけだ。…大丈夫…。」

ふと小宮に言われたことを思い出した。

「取られちまう…か。」

ミーシェに相応しい男が正直いるとは思えないな。いたとしても俳優とかモデルなんだろうな…。

俺じゃ敵わない。

「…なんか…分かんねぇ…。」

「じゃ、じゃーん!どお?!私の新しい水著!」

「…」

「…どお?」

「…」

「…ユ、ユウ?聞いてる?」

「はっ!わりぃちょっと気絶してた。」

「え?大丈夫?」

「大丈夫だ…。に、似合ってるよ…。」

「ほんと?!」

「あ、ああ、似合ってるから…」

そんなにぐいぐいこられるとまた気絶しちゃうよ?

て言うかサイズ!

「ちょっといいか?」

「ん?」

「その…小さくね?」

「何が?」

「その…水著。」

「…」

ボンッ!

ミーシェの顔が朱に染まる。

「そ、そうだよね?!お、お姉ちゃんが小さい方がいいって!」

あの人かよ…ナイス!

「ふ、不愉快だよね?!著替えてくる!」

「あー、待て待て!そんなこと言ってないだろ?本當によく似合ってるよ。サイズもなんだかんだでちょうどいいし。特にが最高だ。お前は黒が良く似…」

あれ?俺…何言ってんだ?

「…」

ミーシェはポカンと優の方を見ている。

そして…

「あ、ありがと…。」

「っ〜!」

顔を真っ赤にされてそんなこと言われると…やばい…可い…!

「お、泳ぐか…。」

「そ、そうだね…。あ、私ビーチボール持ってきたよ!」

「お、やるか?」

「うん!今膨らますね!」

ミーシェは息を思いっきり吹き込んだ。

「んー!んー!」

「だ、大丈夫か?」

「ぷはぁ!膨らまない…。」

「仕方ねえな。貸してみろ。」

「え?…うん。」

「ふぅー!」

ビーチボールはみるみる膨らんで行った。

「す、凄い…。」

「だろ?こんなの俺にかかればこんなもんだ。」

「さ、流石だね…。」

「ん?微妙な反応だな…。」

「い、いや、ユウが気にしないならいいんだけど…その…。」

「?…なんだよ?」

「か、間接キス…。」

「あ…。」

ミーシェのに目がいってしまう。

「あ、その…えと…ご、ごめん!気を悪くしたなら謝る!」

「い、いや別に!ユウが気にしないなら全然大丈夫だから!」

「そ、そうか…俺は別に…」

今日はなんか…調子狂うなぁ…。

び、びっくりしたぁ…。

まさか無自覚だったなんて…。

でも…間接キスして別に大丈夫ってことは…別に嫌われてるとかではないよね?全然チャンスはあるよね?!

…って別に好きじゃないのに!!

あれ?私って…

…ユウの事…好きなのかな?

―――――――――――――――――――――――――――――――

謎のエラーにより投稿出來ず、こんな遅くになってしまいました…。

フォローorコメントよろしくお願いします!

    人が読んでいる<腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める學園生活〜>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください