《ぼっちの俺がギャル風に好かれた件について》第2話 ボッチの俺がクラスの金髪ギャルから告白をける!?

「3000円かしけてるな」

「まあ、いいんじゃねぇか?サンドバッグにさせてもらってるんだし」

「また明日もよろしくお願いしますね、いじめられ先輩」

今日も俺は育館裏で毆られ金を取られた。

ちなみに取られても支障のない額をいつも持ち歩いているため日常生活には問題ない。そして、毎回のごとく口の端からを出す俺。

「はぁ、本當に面倒だ」

育館の壁に背を預けて座る。

しばらく経ったが例の後輩子は姿を見せることはなかった。まあ、昨日あんなこと言ったし當然か。と思ったが……。

「大丈夫?」

そんな聲が聞こえ不意にピンクのハンカチを口に當てられた。俺は驚きまさかと思い前を見る。

「━━誰?」

そこにいたのは後輩子ではなく金髪子がしゃがみこんで俺を心配そうに見つめていた。

「痛そう~」

金髪子は俺の口をハンカチでポンポンと優しく叩く。

俺は今の狀況を飲み込めずにただ呆然と金髪子を見つめる。しかし、だんだん余裕ができたのか狀況を理解し始めた俺。

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綺麗な長い金髪で學校指定のカッターシャツを上から2つボタンを外しスカートも短くしているギャル風の

金髪子は凄く可い顔付きをしていて俺はし見とれてしまった。

「いや、誰?」

俺はしばらく見とれていたがすぐさま意識を取り戻す。

「えっ?誰って佑介と同じクラスだけど知らないの?」

「悪いな。クラスに誰1人友達がいないからクラスメイトの名前なんかイチイチ覚えてない」

俺のことをいきなり名前で呼んだ金髪子にしドキッとしながら俺はそう返す。

というか初対面で名前呼びとか普通なのか?まあ、見た目がギャルぽいからたぶんそれが普通なのかもな。気にしないようにしよう。

「そっか、あたしは宮村莉沙みやむらりさ。莉沙って呼んで」

「俺は竹澤佑介って名前呼びするぐらいだから宮村さんは知ってるか」

「むっ、莉沙って呼んでって言ったでしょ?」

「いや、初対面で名前呼びとか俺にはレベルが高すぎる」

「ふーん。佑介、チラチラ私のスカートの中見てるでしょ?」

「な、何故それを!」

そう、俺はしゃがんでいる彼のスカートをチラチラ見ていた。いや、だって見えそうで見えないじだから凄く気になるじゃないか。この気持ちは男子諸君なら分かるはずだ。

「佑介がチラチラ私のスカート覗いてきたってクラスのみんなに言いふらしていい?」

「なっ!ちょっと待て!」

恐ろしいことを言う彼に俺はすぐさま待ったをかける。そんなことをされれば只でさえない俺の社會的地位が完全消滅してしまう。

「わ、わかったよ……莉沙」

「ん?聞こえない」

「わかったよ莉沙!」

最初、小聲で言ってみたが駄目だったらしく俺は結局し大きな聲で言い直した。すると、莉沙は満足したのか笑顔になった。不覚にもその笑顔がまた可い。

俺はそう思いながら痛むを起こして立ち上がる。すると莉沙が俺の目を見つめ真剣な表になる。

「あのさ、佑介。お願いがあるんだけど」

「なんだよ」

莉沙の言葉に俺は構える。

はこういうギャル風のが俺みたいなボッチに絡む理由は金目當て。後輩男子から巻き上げられているところを見られたんだ可能はある。

「あたしと付き合って!」

「は?」

だが、それは俺が思っていたのとはかなり違っていたどころか斜め上をいく展開となった。そして、俺はしばらく考えて莉沙が言う『付き合って』というのは買いとかそういうものかもしれないと結論付けた。俺は危うく変な勘違いをする所だった。

「買いなら俺は行かないぞ」

「は?」

「そういうことだから」

俺はそれだけ言い殘してその場を立ち去ろうとする。が、それは莉沙に腕を摑まれて阻止される。

「ちょっと!乙の告白を買いと勘違いするバカがどこにいるのよ!」

「えっ、どういう」

「だ・か・ら!あたしの彼氏になってってこと!」

莉沙はし顔を赤くしてそう大きな聲を出す。

俺はいきなりの告白に驚いたがすぐに冷靜になりこれがドッキリだと思い鼻で笑う。

「噓の告白なら間に合ってるんで。どうせどこかのに誰か隠れて笑ってるんだろ?殘念だったな騙せられなくて」

俺はまた歩き出そうとする。しかし、また莉沙に腕を摑まれて今度は引っ張られる。

そして……。

「んっ」

目の前に広がるのは莉沙の顔でらかく気持ちいいが俺のに當たる。それと共に莉沙のの子特有のいい匂いが俺の鼻を刺激する。

そして、それは數秒続いたあと莉沙は俺から離れる。莉沙は恥ずかしそうに俺から視線をそらす。

「あたしは本當に佑介のこと好きだよ。ねぇ、付き合ってよ……じゃあないと泣くよ?」

いや、泣かれても困る。というか何気に俺のファーストキス取られたんですが。もう展開が急過ぎて俺どころか読者まで付いていけてないんじゃないか?これ。

「えっ、本當に俺が?」

「噓告白でキスする人なんていないでしょ。ちなみにさっきのがあたしのファーストキスだから」

「まじで!?」

見た目がギャルぽいからそんなの既に済ませているのかと思ったがそういうわけでもなかったのか。

「で?どうなの?付き合ってくれるの?」

「えっ、いや、でも俺はまだ莉沙のことあまり知らないしな」

「なら友達から始めようよ」

俺の煮え切らない態度に莉沙がそんな提案をしてくる。

しかし、友達か。まあ、どうせ俺が嫌だと言ってもこのは聞かないだろうな。

「はぁ、わかったよ。友達で」

「ちょっと何?その溜め息は」

「いや、なんでもないよホント」

実は心の中では面倒臭いことに巻き込まれたと思っているなんて言えるはすがない。

「じゃあさ、連絡先を換しようよ。ラ◯ンしてる?」

「あのな、友達がいないのにそんなもんするわけないだろ」

「じゃあ、ダウンロードして。というかしてあげるからスマホ貸しなさい」

「ちょっ!おま」

莉沙は俺の左ポケットに手をれてまさぐる。そして、スマホを奪い取り勝手に作する。

「なにこれ!ゲームのアプリの量凄すぎでしょ!」

「何回も言うが友達がいないんでな。休み時間とかずっとゲームしてる」

おかげで大のゲームを攻略しトップクラスの強さになっている。俺の數ない自慢だ。

「はい。オッケー」

「はやっ!」

さすがギャルといったところだろうか。スマホを作して數分で登録を済ませた。

「あたしの連絡先ってるから気軽に連絡ちょうだい。あたしもするから」

「わかった」

と言ったものの恐らく俺からすることはない気がする。友達がいないから付き合い方わからんしというか話題がない。

「じゃあ、教室に戻ろ?」

「お、おい!」

莉沙は俺と手を繋ぐと歩き出す。しかも、指を絡ませる繋ぎ方いわゆる人繋ぎで。

「友達からだけどあたしが佑介のこと好きってのは変わらないから」

莉沙は微笑みながら俺を見つめる。不覚にもそんな莉沙にしドキッとして可いと思ってしまった俺であった。

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