《俺の許嫁は!?》53話 妹に馬鹿にされてるのかな?
「ふぅ〜……食った食った。」
「お兄ちゃん、あんなに食べて大丈夫?今さっきまであんなに合が悪そうだったのに。」
「ははっ、もう大丈夫だよ。」
「う〜ん……まぁ、今さっきよりもだいぶ顔と良くなったね。」
「ははっ、本當に麗華は、心配だな。」
「…………だって、お兄ちゃんなんだから仕方ないもん……」
「ん?何か言った?」
「う、ううん!なんでもない!」
俺が麗華の言った言葉を聞き返すと麗華は、慌てて顔を橫に振りなんでもないと言う。この頃、こういうのが多いんだが……まさか俺に隠し事!?
れ、麗華……お兄ちゃんに隠し事するなんて悲しいよ……
ま、まぁ、麗華も思春期の真っ只中だしな。そ、そりゃ、隠し事の一つや二つ、あっておかしくないか……
「お、お兄ちゃん!?ど、どうしたの!?きゅ、急に涙なんか流して……」
「い、いや、なんでもない。」
「や、やっぱりお兄ちゃん、まだ合が悪いんでしょ?ほら、もう帰ろ!」
「いや、本當になんでもないよ。せっかく麗華と二人で出掛けたんだ。もうちょっと散歩したい。」
「お、お兄ちゃん……そ、そうだね、私ももうちょっとお兄ちゃんと散歩したい。……あ、でも、お兄ちゃんがキツそうならすぐに帰るから。」
「ああ、それでいいよ。」
俺と麗華は、兄妹水らずで夜の街を散歩する。
中學の頃は結構距離が遠かったからよくこうやって二人っきりで散歩して仲を深めていたんだけど今じゃもう距離もだいぶ近くなったからこうやって散歩はしなくなったな。
「………やっぱり、麗華も長したんだな。」
「ん?どうしたの、お兄ちゃん?急に。」
「いやぁ〜、昔もこうやつて散歩していたけど麗華の姿が見違えたなって思ってな。」
「そ、そうかな……お、お兄ちゃんもすごい見違えたよ。」
「そうか?やっぱり自分じゃ良く分からないな。」
「そうだね……うん……」
俺と麗華は、なんだかお互いを意識してしまったのかし恥ずかしくなり視線を逸らす。
って、何兄妹で意識してんだ。俺たちは、普通に兄妹なんだ。だから、いつも通り見ればいい……
俺は、視線を麗華に向けると麗華は、まだ恥ずかしがっているのか顔を下に向けている。
………こう見るとやっぱり麗華って可いよな。顔立ちも良くてスタイルもいい。まぁ、多は小さめだが……それでも十分に可い。
……………やっぱり、麗華は彼氏とかいるのだろうか?普通の男子ならこんなに可い子を放っておくなんてことはしない。告白の一回や二回、けたことはあると思うが………ま、まぁ、今はそんな存在、いるようには思えない。でも、もし彼氏が出來たら………不良みたいなやつなら俺がぶん毆って麗華から離してやる!絶対に守ってあげるからな、麗華。
「………ね、ねぇ、お兄ちゃん……」
麗華は、ずっと顔を下に向けたまま喋り出した。
「どうした?」
「………へ、変なこと聞くよ?いい?」
「ああ、俺のエロ本の場所を聞く以外ならなんでも答えてあげるよ。」
「あ、それならもう知ってるから大丈夫。それよりも……」
「え!?ちょ、なんで知ってるの!?絶対にバレなさそうなところに隠したんだけど!?」
「2番目の引き出しの中の下の方にわざわざ木の板を本の上に引いて隠していたでしょ?それも表紙も変えて。」
「うっ、か、完全にバレてる……なぜだ……」
「ま、まぁそんなことよりも……」
「そ、そんなこと!?」
「………お兄ちゃん……」
あ、サラッとスルーするのね。あ、今のダジャレじゃないからね?
麗華は、し顔を赤くさせながら話を続けた。
「………お兄ちゃんって……その……好きな人……とかいたりする……の?」
「俺の好きな人?そんなこと聞いてどうするんだ?」
「う、ううん!別にちょっと聞いてみただけ!そ、それで、いるの!?」
「…………いる……」
「っ!……そ、そっか……い、いるんだ……そうなんだ……」
「いや……いた……だな……」
「え?……いた?ってことはもういないの?」
「う〜ん……どう言えばいいんだろう。好きっていうか気になる人はいたんだけどその子にも好きな人がいるって聞いたんだ。だから……なんとなく諦めたじだな。」
「………そ、そうなんだ……」
麗華は、俺の答えを聞き嬉しそうにはにかんだ。そんなこと聞いて何が嬉しいんだろうか?………はっ、もしかして俺が彼いない貞だからってことで馬鹿にしてる!?………ま、まさかな……
「お兄ちゃん、そろそろ帰る?」
「そうだな……もうだいぶ遅い時間帯だからな。」
俺たちは、々と話し合いながら家へと帰って行った。
そして、今日、俺は、めちゃくちゃ心にダメージを與えられた日だった。
「………お兄ちゃん……好きな人いないんだ……なら、チャンスはあるかな。だって………私たちは………」
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