《俺の許嫁は!?》59話 お禮としてプレゼントをしたら

俺たちは、ショッピングモールの中にり何を買おうか決めるまであちこちとき回る。

ん〜、やっぱり服かな?の子にプレゼントを送る時はそういうのがいいってなんかのテレビ番組で見たことがある。

「あそこの服屋で何か見てみようぜ。」

「そうだね、このまま歩き続けても疲れるだけだから。」

「でも、一君、本當に買わなくていいからね?」

「まぁまぁ、いいからいいから。」

俺は、とりあえずこの場は適當にはぐらかして服屋の中へる。

2人とも、し怪しげな目で俺を見ていたがってみるとすごい盛り上がった。

やっぱり、子ってこういう店に來るのは好きなのかな?

「……ねぇ、お兄ちゃん、この服似合うかな?」

麗華は、服を自分のに當てそう言った。

「結構似合ってて可いぞ。」

「そ、そうかな……えへへ……」

一君、この服はどうかな?」

「お、おお、すごい似合ってるぞ。」

「あ、ありがと……」

「な、なんかお兄ちゃんの反応が私と優奈さんとでちょっと違う……」

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麗華の服選びには前までよく一緒に來ていたから慣れていたけど優奈と一緒というのは初めてだからさすがに照れる。

「2人とも、それを買うのか?」

「ん〜……もうちょっと見てくる。」

「わ、私ももうし見てきます。」

2人ともそう言ってまた違う服を々と見ている。

そしてそれから2人が選んだ服を何度も見せられ想を言わせられた。

それだけならいいのだが………それが2時間ほど続きものすごく疲れた。

そして結局2人が買うと決めたのは一番最初に選んだ服だった。

「それじゃ、お兄ちゃん、私たちこれ買ってくるね。」

「あ、待って2人とも。」

俺は、2人が持っていた服を取り上げる。

そして、2人が呆気に取られてるうちに會計を済ませた。

「はい、2人とも、これ、お禮の品ね。」

「………一君……」

「……それはちょっと違うと思うよ?」

「え!?な、なんでだよ!?」

「………お兄ちゃん、こういうのは自分から服を選んでその服を買って渡すっていうのがいいの!お兄ちゃんのはなんか違う!」

「なっ!?」

麗華がそう言ってる時、後ろで優奈もコクコクと首を縦に振っていた。

「そ、そんな………」

「……ま、まぁ、せっかく買ってもらったんだし……今回はこれでいいよ。お兄ちゃん、ありがとね。」

「うん、そうだね。貰わないと勿ないし……それに一君からのプレゼントだし……」

「ん?優奈、何か言ったか?」

「っ!う、ううん!なんでもないよ!」

優奈が慌てて取り繕うと後ろから麗華が手を回しまたコソコソと話し出した。もちろん、周りがうるさすぎて何も聞こえない。

「………優奈さ〜ん………怪しすぎですよ……」

「………う、うぅ、だって一君からのプレゼントなんだよ?……こんなの嬉しくない方がおかしいよ………私、一君から沖縄に行った時のお土産ずっと大事にしてるんだから。」

「……そんなの私だって毎日寢る時にずっとそのお土産をにぎってるもん。」

「……わ、私だって出掛ける時毎回持ち歩いてるもん。」

何を話してるか分からないけど言い爭っているような気がする。

それに周りもし見てるし……止めるか。

「……おい、お前ら、そろそろ言い合いはやめとけ。周りが見てるぞ。」

「あ、一君……」

「お兄ちゃん……」

2人とも、俺が聲をかけると冷靜になったのか周りをキョロキョロと見始めた。そして、結構こっちを見られてることが分かったのか顔を赤く染めた。

「「っ!?」」

「おわっ!?」

2人とも、何故か分からないが俺の腕に抱きついてきた。

「ど、どうしたんだ、2人とも?」

「だ、だってすごい見られてるから……つい……」

「わ、私も……つい……一君、ごめんね。」

「い、いや、別にいいよ。」

正直に言うと2人のほのかに膨らんだが腕に當たり俺は、心の中でめちゃくちゃ喜んでる。

だけど、そこで大喜びすると……まぁ、後で酷い目に合うわけだ。特に麗華からめちゃくちゃ怒られるだろう……

俺がそんな事で心を取りされていると今さっきまで周りで見ていた人たちから「男連れか」とか「1人で2人のの子を手駒に取るとか……クズだな……」とか々と聞こえた。

すると俺の腕に抱きついていた2人がさらに俺の腕を締め付けて周りの人たちを睨んみながら口を開いた。

「むっ!誰か今、お兄ちゃんの悪口言った!?」

「ちょ、麗華!?」

一君の悪口だけは許さないからね!」

「ゆ、優奈まで!?」

2人は、怒りをあらわにしながら大聲でそう言った。

すると周りの人は、そそくさと逃げるように去って行った。

この2人が知らない相手にここまで怒るなんて……すげぇ。初めて見たぜ。

「もうっ!なんなの!あの人たち!」

「ホントよ!一君に謝りもせずに帰るなんて!」

「ふ、2人とも、もういいから。ありがとう、俺のためにあそこまで言ってくれて。」

「お兄ちゃん……」

一君……」

「「當然だよ!」」

「………お、おう……」

2人とも、前のめりで俺にそう言ってきた。何故そこまで強く言うのが分からないが……まぁ、そこまで言ってくれるのは素直に嬉しい。

「そ、そろそろ晝飯食いに行くか〜。」

「あ、誤魔化した。」

「ふふっ、誤魔化したね。」

後ろで何か言っているが俺は、無視してフードコーナーへと向かった。

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