《俺の許嫁は!?》94話 兄としての役目
優の家で々と話を聞いた翌日。
俺は、重たいまぶたを開くと窓からる日差しに當てられせっかく閉じたまぶたを再び閉じてしまった。
「うぅ………」
俺は、布団にくるまり唸る。
結局俺は、優とラインで話した後、すぐには寢れず夜遅くまでずっと起きていた。
でも、今日は月曜日で學校がある日だ。そろそろ起きなければ朝ごはんを抜きにしなければならない。腹は減っているのでそれは勘弁したいところだが………
「あと5分だけ寢るか。」
俺は、そう言って潔く眠ることにした。
「お兄ちゃん!朝だよ!」
そんな俺のところにノックもなしに麗華がドアを開け放ち大聲でそう言った。
「あ、あと5分だけ寢るから……そのあと起こしに來てくれ。」
「ダ〜メ!もう朝ご飯出來てるから冷めちゃわないうちに食べて!」
「うぅ………そう言わずに……」
「ほら、早く起きて!」
麗華は、俺の言葉を無視して容赦なく布団を引っ張るのだった。
9月の下旬、この頃になると朝は気溫が下がってて結構寒い。
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「早く起きて、お兄ちゃん。」
「麗華〜、朝ご飯食べさせて〜。」
「え!?私が!?…………お兄ちゃんにあ〜んをする………あ、ちょっといいかも……」
麗華が俺のお願いを真剣に考えてくれているらしいがなぜかし頬が赤い。
「って、そうじゃなくて!早く起きないと本當に遅刻するよ!」
「んん〜………ふわぁ〜……分かった、そろそろ起きるよ〜」
俺は、あくび混じりにそう言って起き上がる。
「もうっ………お兄ちゃん、ここに制服置いておくからね。」
「うん、ありがとう。」
「もう眠ったらダメだよ?」
「分かってるって。」
「早く著替えてすぐに降りてきてね。朝ご飯、冷えちゃうから。」
「は〜い。」
麗華は、ちゃんと俺がベットから起き上がったのを確認すると部屋から出ていって1階のリビングへ行った。
俺も麗華が用意してくれた制服に著替えて下へと降りる。リビングへ行く前に顔を洗い歯を磨く。顔を洗い眠気をさましたあとでリビングへ向かう。
「悪いな、麗華。わざわざ起こしてもらって。」
「別にいいよ。それよりも早く朝ご飯食べてね。」
「分かった。」
麗華は、俺と一緒に合掌をして食べ始めた。わざわざ俺を待っていてくれたらしい。本當に優しい妹だ。料理も上手いし容姿も可い。いつどこに嫁に出しても恥ずかしくはないと斷言出來るな。まぁ、まずそんなの俺が許さないがな。
「あれ?そういえば母さんは?」
そういえばいつも一緒に朝ご飯を食べている母親の姿がない。
「今日、仕事休みだからまだ寢てるよ。」
「あ、そうなんだ。」
俺は、この頃仕事大変そうだなぁと思いつつ朝ご飯を食べていくのだった。
朝ご飯を食べた後、俺はトイレで用を済ませ學校用バックを持ち玄関へと向かう。麗華も俺と同時に玄関へとやって來た。
「麗華ももう出るのか?」
麗華の中學校は俺の高校より近いのでもうしゆっくりしてても大丈夫なはずなのだが。
「今日は、日直だからし早く行かないといけないの。」
「ああ、そういうことか。それじゃ、久しぶりに一緒に出るか。」
「うん。」
俺と麗華は、靴を履き一緒に「行ってきます」と言ってから家を出て學校へ向かった。
「一緒に學校に行くって俺と麗華が中學まで一緒だった時だよな。」
「うん、お兄ちゃんの高校、家からし遠いから早く出ないといけないから一緒に行けなくなったんだよね。」
「あれでも一番近い高校なんだがな。………あ、そういえば麗華、進路はどうするんだ?」
「ん?どうするって何が?」
「だから、高校に行く……ってことはずっと前から言ってたからどこの高校を験するのかって話。」
「お兄ちゃんと同じ高校だよ?」
「……………は?」
「……………え?」
俺は、麗華の言葉に目を點にさせて足を止める。麗華もそんな俺を見て足を止めた。
「な、なんで!?麗華、績優秀なんだからもっと上の學校に行けるだろ?」
「う〜ん、確かに行こうと思えば行けるけど………」
麗華は、目を泳がせてそんなことを言う。
麗華の中學での績は本當にいいのだ。定期考査ではどの教科も毎回90點以上。數學に関しては毎回100點だ。それに加えて生徒會で書記もやっているというのだ。まさに完璧と言って過言ではないだろう。
だがら、そんな麗華が偏差値も普通の學校に來るなんてもったいなさすぎる。中學校側としてももうしいいの所に行ってしいだろう。
「本當にいいのか?後悔しないか?」
「後悔しないかなんて私には分からいけど………でも、お兄ちゃんがいる高校だもん。きっと、楽しいよ。」
麗華は、笑顔でそう言った。麗華にとって、俺の存在はすごい大きいらしい。でも、まぁ、うちの學校は行事とか盛り上がるから結構楽しい。
「そっか。まっ、麗華の進路だから、これ以上とやかくは言わない。でも、どこかで道を踏み外しそうになった時は絶対に止めるからな。」
「うん、分かってる。」
「あと、なんか不安なこととかあったら俺に相談に乗ってしい。」
「不安なこと………今はないかな。うん、大丈夫。」
麗華は、一瞬眉をピクリとさせたがすぐに切り替え笑顔で大丈夫といった。
この反応はきっとあるんだろうなってことくらい麗華の兄である俺にはよく分かる。
でも、麗華が言いたくないことを無理やり聞き出すのも悪いからな。もし、本當に困っていたらその時は無理やりにでもその不安を聞いて助けてあげよう。
それが兄の役目であり俺のしたいことだから。
俺がそんなことを思っていると麗華がし前に出てくるっと俺の方を振り向いて
「お兄ちゃん、早く行こ。」
笑顔でそう言った。
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