《婚約破棄から1年後・・・・・・》兄がやって來た
「ありがとうございました。」
午前中の営業を終えて、私は扉に『休憩中』の札をかけた。
「今日のランチはサンドイッチにしようかな~。それとも外食にしようかな~。」
何を食べようか考えていると扉が開いた。
「すいません、今休憩中なんで1時間後に來てもらえま・・・・・・。」
って來た男を見て固まった。
「エミーナ・・・・・・。」
「お、お兄様・・・・・・。いえ『ミゲル』様・・・・・・。」
そこに現れたのは私の兄の『ミゲル・レオハルト』。
王太子の取り巻きであり私を王太子とし一緒に糾弾した。
「もう俺の事を兄とは思っていないんだな・・・・・・。當たり前だな、妹の言い分なんか聞かずに一方的に糾弾してしまったのだからな・・・・・・。」
「いや、あの、私は勘當されたですから、て言うかなんで私が此処にいるのがわかったんですか?」
「友人の妹がこのお店で買ったハンカチを持っていたのを見たんだよ。一目見た時にエミーナが作っただとわかったよ。」
そうでした、私は良く作ったを兄に見せていたんだった。
「エミーナが生きている、とわかった瞬間、俺は泣きそうになったよ・・・・・・。」
「あの、私を実家から追い出したのはミゲル様がレオハルト公爵様に言いつけたからですよね?」
「それはその・・・・・・、すまなかった!!」
いきなり兄は土下座をした。
「ちょ、ミゲル様! て言うかお兄様、頭をあげてくださいっ!!」
「俺はあの時浮かれていてエミーナの心など考えずに軽はずみな行をとってしまいエミーナの人生を臺無しにしてしまった!!」
「反省してるのはわかりましたからっ! とにかく落ち著いてくださいっ!」
あれ? お兄様てこんな格だったかしら?
私の中のイメージだと冷たくて近寄りがたいじだったんだけど・・・・・・。
この1年で何があったの?
感じるのは快楽だけ
拘束、目隠しされ、恐怖を感じていたはずなのに、だんだんと違う感覚を感じてしまう。 BLです。 ご理解頂ける方のみお読みください。 一話だけの短編の予定だったのですが書けるだけ書いてみることにしました。よろしければ見守っていてくれると嬉しいです。 何かご要望がございましたらコメントにてお知らせください。
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七瀬世羅、彼女の人生は後悔の連続。一度選択肢した人生は巻き戻す事の出來ない現実。 何度だってやり直したいと願い夢見た。その度に砕けそうになる思い。 この世界にはダンジョンと呼ばれるモノが存在し、全ての人間にレベルシステムとスキルシステムが適応される。 まだ謎が多いシステム達、世羅はとある日に〇〇を獲得する。 日頃の生活で培った耐性スキル以外に一つだけ、スキルが増えていた。 それをきっかけに、家の前にあるダンジョンに挑戦する。 ただの高校生だったのに、小さなきっかけでダンジョンに挑む。 そこで見た光景は、想像を超え、そして再び後悔する光景。 なんで來てしまったのか、どうしてこうなったのか、焦る思考の中考える。當然答えは無い。 足はすくみ、腰は抜け、動けないでいた。 恐怖の塊が近づいて來る。自分の彼女達と同じ経験をする──そう感じた時、颯爽と空を飛び恐怖の塊と戦おうとする勇敢な───枕が居た。 彼女の人生は【枕】から始まる。 いじめられっ子からの脫卻、毒親からの脫卻、貧乏からの脫卻。 この世界はレベルシステムにより簡単に強さの優劣が決まる。 分かりやすい世界だ。 あとは、運と実力と、最高の相棒(枕)が居れば十分だ。
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