《後輩は積極的》第10話
「先輩って本當に変態ですね」
「うっ……違うと言えない狀況だな……」
「まぁ、男の人ですし、仕方ないですよね。ちなみに私のポロリも期待してます?」
「いや、全く」
「えい」
「イデデデデッ!! な、なんで抓るの!?」
「なんかとして魅力が無いと言われた気分だったので」
別に俺は彼を怒らせているつもりは無いのだが、彼の気に障ることばかり言っているようだ。
俺の脇腹は度重なる実ちゃんからの攻撃で真っ赤になっていた。
「実ちゃん、暴力的なの子はモテないよ?」
「まだ抓られたいんですか?」
「ごめんなさい、余計なお世話でした」
「私って優しいですよね? 暴力的なんかじゃないですもんね?」
「いや、でも最近なんか若干生意気な気が……」
「えい」
「あぁぁぁぁ!! だ、だから! もうわき腹はやめて!!」
そんな事をしている間に、順番が回ってきた。
俺はプールのスタッフのに言われるがままに、スライダーのスタート地點に座る。
「はい、じゃあ彼さんは彼氏さんの足の間に座ってください」
「彼氏じゃないんだがな……」
ため息混じりにそんな事を俺が言っていると、実ちゃんが俺の前に座る。
近い、すごく距離が近い上に、実ちゃんの格好は水著だ。
俺は息子が元気にならないように、頭の中で他の事を考えていた。
「あ、彼さんもっと彼氏さんにくっついてください。毎晩やっているように!」
「やってねーよ!!」
俺はスタッフのに対して思わずツッコミをれてしまった。
知り合いがいて、誤解でもされたらどうするつもりだ。
そんな事を考えていると、実ちゃんが更に俺に著してくる。
「はい、それでは彼氏さんは彼さんの腰に手を當ててください。そう! 毎晩やっているように!」
「やってねーって言ってんだろ!!」
マジでなんなんだこのスタッフは……。
スタッフに文句を言いながら、俺は実ちゃんの腰に手を當てる。
「きゃっ!」
「あ、ごめん!!」
「す、すいません……び、びっくりしただけですから」
「じゃ、じゃあ……もう一回」
俺は実ちゃんにそう言い、もう一度腰に手を當てる。
らかい。
別に変態ではないが、素直にそんな想が頭の中に浮かんだ。
「先輩のエッチ」
「なんで!?」
俺の心を読んだのか、それとも俺の手つきがエロかったのか、実ちゃんからそんな事を言われてしまう。
「はい、イチャイチャしながら、さっさと行ってください!」
「イチャイチャなんてしてな……おわっ!!」
「きゃっ!!」
「行ってらっしゃーい」
スタッフのに背中を押され、俺と実ちゃんはスライダーをり始める。
なかなかに勢いがある上に、コースも長い。
俺は無意識のうちに実ちゃんの腰に手を回して、抱きしめる形になっていた。
いや、別にエロ目的とかじゃないよ?
普通に怖いからだよ。
「きゃぁぁぁぁ!!」
「うぉ! はやっ!!」
あっという間にスライダーは終盤、勢いもどんどん増していき、俺の実ちゃんを抱きしめる力も強くなるが、今はそれどころじゃない。
そして、スライダーはフィニッシュを迎え、俺と実ちゃんはゴールのプールにダイブする。
「ぷはっ!!」
「はぁっ!! す、すごかったね」
俺が笑顔で実ちゃんにそう言うと、実ちゃんはを手で隠し、真っ赤な顔で俺を見ていた。
「先輩の……えっち」
「え!? な、何? 俺なんかした!?」
俺が実ちゃんに尋ねると、実ちゃんは顔を赤くしたまま、小聲で俺に言う。
「先輩が摑んでたの……私のなんですけど」
「え!?」
そう言えばなんか、無にらかいと思った。
俺は手にを思い出しながら、顔が熱くなるのをじた。
実ちゃんは顔を真っ赤なにしたままで、一言も言葉を発しない。
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