《ボクの彼は頭がおかしい。》戦の後-追記

それからもう一つ。

雫さんへの嫌がらせはパッタリとなくなった。

僕の世界に再びのんびりとした平和が戻ってきた。

……と、言いたいところだけど。

現実そう上手くはいかなかった。

なんと、五月と王が完全に和解したのだ。

それは凄く良いことじゃないか、なんて聲がたくさん聞こえてきそうではありますが、うん。

説明します。

放課後、五月と帰ろうとしている時。

どこからともなく、數名の取巻きを従えた王が登場する。

「五月、今から買いでもどう?」

「いいね!最近服買ってないし」と、目を輝かせる五月。

「決まり。じゃあ行きましょう」

「あ、ちょっと待って」

五月が僕のほうを見る。

ごめんね、と目で語ってくる。

気にしないで行っといで、とうなづく僕。

そうして彼はにっこり笑って、王と共にショッピングへと向かっていくのだった。

その間、王は一度も僕のほうを見なかった。

僕のことなど暗な何の取柄もないただの一般人でオタ……なんか自分で言っといて悲しくなってきたやめよう。

まぁ、かつての友が復活したばかりという微妙な狀況のため、五月も斷りづらいのだろう。

王はものすごく極端な格の人であるから、些細なことでまた犬猿の仲という昔の関係に戻りかねないし。

そして話はちょっと変わるけれど、これも報告しておきます。

戦爭に負けた王。

勝ったのは「僕の」彼さんである五月。

ということは、五月が新しいクイーンになるという流れが普通であるが、彼はそれを辭退した。

五月はそういう権力とか富とか、なんていうか純粋でないもの?にあまり興味がない。

(もし興味あったら僕とは付き合ってないだろうと思われる)

だからこれまで通り、子界のトップには藤堂沙紀という制がとられる事となった。

そして新たに特別補佐的なポジションに就任したのが、五月というわけだ。

々長くなってしまって申し訳ありません。

つまり僕の問題點をまとめてみると……

・五月と王が仲良くなりすぎてしまってなんか寂しい

・牛くんが雫さんをあきらめない

・五月が可すぎてそろそろ萌え死にそう

・僕、主人公なのに読者様に良いところを一回も魅せてない

こんなものですかね。

頑張ります。

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