《ボクの彼は頭がおかしい。》どぼん

「スマホ、お風呂に落としちゃった」と、五月。

「あらら。壊れたの?」

「うん、音が出なく鳴っちゃって」

「それはすごく不便だろうね」

「ほんとに。ごめんね早瀬くん」

「ん、何で謝るの?」

「これ」

そう言って彼は、僕にスマホを手渡してきた。

それはまさしく、僕のスマホであった。

中學二年生の時から使っている黃金の、僕のスマホであった。

通りで。

昨日から探してたんだよね。

電源をれてみる。

あ。

待ちけが変わってる。

昨日までは五月の寢顔が待ちけだったのに。

なぜか畫面に映し出されていたのは、鼻を出しながらニヤニヤしている僕の凜々しい橫顔であった。

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