《ボクの彼は頭がおかしい。》開拓者
休み時間。五月が教室にってきた。
「おはよう!」「五月ちゃーん!」「今日も可いッ」
彼が教室にってきただけで場が華やぐ。
男子は遠目から熱い視線を注ぎ、子はみんな一斉に彼に駆け寄る。
そんな學園アイドルはクラスメイトたちへの挨拶を一通り終えると、僕のところにやってきてこう告げた。
「靴、片方なくしちゃった」
「ん?」
彼の話によると、今朝、登校中に小學生の集団と意気投合し、ハイチューをかけて靴飛ばし勝負をすることになったらしい。
靴飛ばし…昔はよくやったなぁ。
純樸な小學生時代が懐かしい。
…などと過去の傷に浸るのはさておき、小學生と五月の対決は案の定、彼が本気になりすぎて靴が民家に吸い込まれていったそう。
「帰らずにちゃんと左足一本で學校まで來た私を褒めてほしいな」
これが僕らの學園アイドル、五月さんだ。
とりあえず放課後になったら探しに行こうという話で落ち著いていたのだが、
晝休みに五月が職員室に呼び出され、事態が急進展。
実は小學生たちが靴を探してくれていたようで、預かってくれているとのこと。
「すんごいきれいなんだけどちょっと変わったお姉さん」というフレーズと我が校の制服から五月が割り出されたんだとか。
小學生たちがわざわざなんのためにそこまでしてくれたのかは謎。
放課後。
五月と小學校に靴を取りに行くと、なんと數百人の小學生がソワソワしながら待ち構えていた。
おそるべき集客力…。
靴を返してもらいつつ、どうしても靴飛ばしをもう一度見せてほしいとせがまれ、グラウンドで披する五月。
「チョレイッッ!」
彼が靴を蹴り上げた瞬間、白いシューズが宙に舞い「おお〜!!!」と歓聲が上がる。
ただし小學生たちは靴の行方を追っておらず、五月本人に向けて一斉にスマホのシャッターを切った。
僕も彼に目を向けると…
オーロラにり輝く下著様が Join us!と僕らをっていた。
って…お前らパンツ目的かい!!!
純樸さのかけらもない。
そして今どきみんなスマホ持ち歩いてるのね。すごい。
まぁ、とにかく彼は學園アイドルファンの新規開拓に功し、7~12歳の領域も手中に収めたのだった。
(數ヶ月後の文化祭で、過去最高クラスに小學生が來場したのは言うまでもない)
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