《ボクの彼は頭がおかしい。》その日の授業中にて

先生の話に飽きてきたので、昨晩の出來事について振り返ってみる。

今から約10時間前。

夜。

風邪をひいて寢ていた僕。

何を思ったか、その上に馬乗りになる五月。

抱き締められる僕。

にやにや。

ニヤニヤしながら、とある不可解な壁にぶち當たる。

それは、あの時の五月の腕が震えていたこと。

しっかりと僕のに回された彼の細い腕は、あの瞬間、間違いなく震えていた。

なんだか妙だ。

昨晩は寢起きだったり熱もあったりで上手く考えられなかったけれど、今になって思うと…うん。

普段の五月だったら、変態オヤジ的発想で実に悪趣味なイタズラを大量に仕掛けてきていたであろうに。

それがただ、震えながら抱きついてきただけなんて、本當に妙なことだ。

なんだか…騒ぎがする。

「そのキメ顔何なの?マジでキモいよ」

ほっといてください隣の席のクラスメートさん。

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