《ボクの彼は頭がおかしい。》その日のバイトにて

雫さんのターン

「せ、先輩…」

「どうしたの雫さん?」

「えと、さ、さっきのお客さんに…これ…もらっちゃったんですけど…」

「え、何それ」

「……カメ…さん?」

うん、見れば分かる。

ってかそれ多分スッポンだから。

マジで危ないからそれ。

「とりあえず返してきなさい」と、僕は言った。

「い、いってきます!」

雫さんがスッポンを抱えて出て行く。

それにしても……

僕は思った。

お店の看板娘にスッポンをプレゼントするなんて、何県出の人なんだろう、と。

(なくとも我々の住んでいる地域にはそのような習慣はありません。読者の皆様、何かしらの報をお持ちでしたら暇な時にでも教えてください)

    人が読んでいる<ボクの彼女は頭がおかしい。>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください