《ボクの彼は頭がおかしい。》後日談②
【大雪小雪編】
五月とともに、W雪カップルに會いに行った。
彼らは溫かい笑顔で迎えてくれた。
「ほんとよかったよ」
「ま、俺は最初からこうなるだろうとは思ってたけどね」
ニッコリ小雪さんとガッチリ大雪くん。
ほんと良いカップルだ。
僕らも最終的には、こんなじになりたいものです。
「今度ダブルデートしようよ。もちろん全額早瀬持ちで」
「賛。場所は…どこにする?」
「うーん。寒くなくて、楽しくて、味しくて、お金のかかるところがいいね」
なんか勝手に話を進めていく大雪くんと小雪さん。
全額ぼく持ちって…サイフ死ぬわ。普通に無理でしょ。
せめて、最大限に努力して晝ごはん奢るぐらいでしょ。
ってか最後の條件明らかにおかしい。
「あんまりお金がかかりすぎるところは、さすがに早瀬くんに悪いんじゃない?」と、小雪さん。
「確かに」
「そもそも、全額負擔っていうのは可哀そうすぎるよ」
あれ、小雪さんが従來のイメージに戻りつつある!
ありがとうございます!
さすがです!
「ちょっとお二人さん。うちの彼氏を見くびらないでもらえるかな?」
いきなり発言する五月。
この子、何をするにしても一発で空気自分のモノにしちゃうから凄いんだよね。
「…っと言いますと?」これは大雪くん。
「早瀬くんぐらいの男になると、もう全部奢りなんていうのは當たり前なんだよね」
「五月、前言を撤回しなさい」
僕はたまらず口を開いた。
しかし彼は止まらない。
「遊びに行くなんて小さいこと言ってないで、いっそ二泊三日の北海道旅行とかどうよ?費用は早瀬くんが負擔してくれるから、あとはみんなの日程が合えば大丈夫!」
「冬の北海道か。スキーしたいね」
「食べも味しそう」
「よし、決まりね。じゃあ詳しい日程は明日にでも決めましょー」
北海道という、微妙にリアリティのあるこの計畫…。
マジなの?ほんとに行くの?
お金は誰が払うの?
【雫さん編】
帰宅しようとしていると、校門付近で雫さんに出くわした。
笑顔で駆け寄ってくる彼。
あ…
々とマズイんじゃないだろうか。
ちらっと隣の五月を見る。
「雫ちゃん!やったよ!」
あれ、めっちゃ笑顔。
あれ。
「はい、聞きました!おめでとですサツ姉!」
よく分からないけど二人してキャッキャしてる。
違和ありまくりなんですけど。
「あの、一つ質問してもいい?」と、僕は二人に尋ねた。
「いいよ」
五月がこちらを見る。
マフラー似合いすぎ。冬最高。
じゃなくて。
「どう尋ねたものか難しいのですが、五月と雫さんって、どういう関係なの?」
「それはね……」
フフっと笑う五月。
雫さんと目を見合わせ、お互いにうなずきあっている。
「!」
「せ、先輩には教えられません!!」
謎は深まるばかり。
まぁ、なんだかんだ仲はいいみたいです。
いいみたいですっていうかもうめちゃくちゃ仲良しです。
友達であり先輩後輩であり親友であり姉妹でありライバルなんだそうです。
そんなもんです。
平和でよろしいです。
雫さんに関する追記。
王との修行は依然として継続されているみたいです。
このまま雫さんは、ダークサイドに落ちてしまうのでしょうか。
心配です。
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