《キミと紡ぐ【BL編】》第7話
「月なんか、出てねぇよ」
絞り出した自分の聲が、ひどく震えている事に、涙が出そうになる。
「言葉なんて、要らねぇ」
震えを止めるように何度も唾を飲み込んで、聲を出した。
「もし、違うってんなら。もし――違う答えがあるってんなら。俺が『卒業』するまでに、あんたから俺にキスしろ。俺が、此処の生徒じゃなくなるまでに。――あんたから。……もう、あんたに呼ばれない限り、俺からこの部屋に來ることはしねぇよ」
最後に焼き付けるように奧野を見つめてから、背を向ける。
鍵を開けて、ドアを閉めてから、駆け出した。
部屋から充分離れた場所で、壁に握った拳をあてる。
「もう……何なんだよ……」
ズルリとしゃがみ込んで。冷たい壁に肩を預けるようにして。
「判ってた、ことじゃねぇか……」
バカだ、俺――と。
誰も居ない廊下で獨り、を震わせた。
          
うちのダンナはぽっちゃり男子
ダンナからのお許しが出たので、書いてみることにしました。 「ぽっちゃり男子」であるうちのダンナの生態と、我が家の日常をのんびりと書いてゆく所存です。 難しい言葉なし。 関西弁。 おやつやすきま時間のお供に、のんびりお楽しみいただければ。 たまに挿絵が入ります。 ※カクヨム・アルファポリスにても同時公開しています。 挿絵のあるページのサブタイトルには、※を入れていきます。
8 7299回告白したけどダメでした
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8 162血が繋がってないからあなたに戀してもいいよね
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8 67とある腐女子が乙女ゲームの當て馬役に転生してしまった話
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8 94メイドの鈴木さんは僕に戀をした
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