《キミと紡ぐ【BL編】》第2話
「中野にハッキリ言っといてよ! ロックが好きなんだって!」
何をそんなにブリブリと怒っているのか、中々怒りが治まらない。「ああ、そうだな」と俺が等閑に頷くと、さつきは「仲間を得た!」とばかりに勢いよく言葉を発した。
「だいたい何よ、あの中野はッ! バカじゃないのッ? 大學の単位もヤバいクセにさッ。留年すんじゃない? アイツ」
晴に早く別れるよう言お! とレモンティを激しくかき回すさつきの前に、俺は小さな包みを置いた。それは綺麗にラッピングがされ、誰が見てもクリスマスのプレゼントだと判る代。
「……えっ」
驚きと喜びがり混じった顔で、さつきが固まる。
「クリスマスプレゼント」
そう言って、俺は座ったばかりの席を立った。水を持って來たウェイトレスに手を振って、いらない事を示す。
「それと、餞別」
いらないなら捨ててくれ、と伝票を手に取った。
どうせ、大して高くもないピアスだ。好きにしてもらって構わなかった。
レジへと向かう俺に、「……なんでぇ?」と、先程までとは打って変わったか細い聲が屆く。
「俺の、友達の悪口言う奴とは、付き合いたくないから」
今にも泣きそうに目を潤ませたさつきから目を逸らせ、俺は付き合ってから初めて、本心を彼に伝えた。
非リアの俺と學園アイドルが付き合った結果
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8 185どうやら魔王は俺と結婚したいらしい
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8 152聖女のわたくしと婚約破棄して妹と結婚する? かまいませんが、國の命運が盡きませんか?
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8 145親の操り人形は自らその糸を切ろうとしている
幸せな親に恵まれた青年 毒親に支配された少年 青年は交通事故に遭い、家族を失った。 少年は親から逃げ出し孤獨になった。 運命の悪戯は彼ら二人が出會うことから始まり、協力し合うことでお互い幸せを手に入れたかった。 しかし、青年が言った「交通事故を調べたい」この一言が二人の今後を大きく変えることになる…… ※カクヨム様、エブリスタ様にも連載中です。
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