《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》始まりの時。主人公まりについて。
「おはよ~。今日のランチどこ行く?」
「まりの好きなお店でも行く?」
「いいね~。楽しみだね~」
「そうそう、昨日部長がさ、
また、嫌味言ってきたから、あまりにも
ムカついて、あんたなんて會社辭めたら、
ただの人だよ。
肩書きぶら下げてしか嫌味言えないのなら、
ゴミ以下だ。って言ってやったの」
「また凄い事言うね。
心配でしょうがないわ」
「だってさ、弱い立場の人を守るのが
上の責任でしょう?」
「まぁ、そうだけどもね」
「まりみたいな人が上司だと、嬉しいかもね」
「でも、厳しいよ?」
「確かに.....」
金子真理はどこにでもいる普通のOLのはず。
年は25才。
趣味は休日に溜まった時代劇を見る事。
もちろん彼氏いない歴25年。
「まりってさ、なんでそんな可いのに
彼氏いないんだろーね」
まりは、しつり目のぱっちり黒目。
背もそんなに高くなく、
クセがかかったボブカットはふんわり
としていて、一見は、男けしそうな
優しい雰囲気をかもしだしている。
「そんなのこっちが聞きたいよ」
そう、彼はとても気が強いのだ。
そんじょそこらの男なんて敵わないくらいだ。
見た目で沢山の男は、寄ってくるが、
まりの格についていけず、
なんか、思ってたのと違ったとか、
付き合うまではいかないくらいの付き合い
しかした事がなかった。
「だってさ、好きなタイプが、
遠山の金さんって、いつの人って
じなんだけど」
「別にいいでしょ!
凄くカッコいいんだから!」
まり曰く
男は顔じゃない。ハートよっ!が口ぐせだ。
全くイケメンなど興味が無いのだ。
「なんなら、私が金さんのようになる!」
「えっ、意味不明だよ。これ以上
強くならないでよね」
「弱い者を助けるのは、強い者の使命よ」
などといつも言っている。
困ってる人がいると、ほっておけないのだ。
まりは、小さい頃から鍵っ子で、
おばあちゃんから育てられた。
おばちゃんは、溫かく、そしてなにより
厳しかった。
「金さんはね、悪い奴ら敗するめちゃ
カッコいい人なんだよ!」
遠山の金さんとは、下町奉行が隠に
平民として活しながら悪い奴らを
敗していくという、大人気?時代劇である。
「男の人は正義が強くて、
腕っぷしも強くて、悪人をバッタバッタ
斬り倒すような....」
「はいはい。わかった、わかった。
そんな人現実にはいないし、
悪人て、誰の事よ」
「そんなんだから、彼氏出來ないんだよ。
しは現実見ないとダメだよ」
「分かってますよ」
香は、本當はまりに合う人は
しお節介を焼きたくなるような
淋しがりやの男くらいの方が合っている。
とも思っている。
「私だって、彼氏しいよ....」
「まり~さっさと、行くよ~。
急がないと遅刻~」
いつの間にか、橫斷歩道の向こうから
香が手を振っているのが見えた。
「やばっ、信號點滅」
急ぐように走り出したとたんに
一匹の黒い貓が、どこからか分からないが、
橫切るように飛び出して來た。
「えっ!」
黒貓が橫切るのを驚いて、立ち止まる。
「まりーっ!危ないっ!」
香が大きな聲でんでいる。
聲に反応するように、橫を向いた瞬間、
が宙に浮いて
「まだ、彼氏も出來た事ないのに~。
こんなのってあり?」
ゆっくりと暗闇に落ちていく。
その時、チリン。
と僅かな鈴の音が聞こえた気がした。
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