《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》祝賀會にて。
祝賀會が始まろうとしている。
「マリー準備は出來たか?」
「えぇ」
淡いブルーの洗練されたドレスに
ブルーのイヤリング。
栗の髪が、振り向いた時にふわっと踴る。
「マリー、綺麗だ...誰にも、
見せたくない···」
「何言ってるのよ!いつもと一緒でしょ!」
恥ずかしくて顔が赤くなる。
「まだ行きたくないがな、そろそろ行くか」
ルーファスが腕を出す。
マリーは、それを摑む。
そして、ルーファスが頭にキスを落とす。
「だから~!皆の前でそういう事しない
でって!約束したでしょ!」
「二人の時だけな」
「だから、もうっ」
全然聞いてないんだから。
恥ずかしいんだってば。
マリーもまんざらではないようだ。
ルーファスと會場にる。
令嬢達がうっとりした顔で、
「ルーファス様、素敵」
「でも、もうマリー様が
いらっしゃいますもんね」
「悔しいけど、お似合いですわ」
などと、聲が聞こえてくる。
皆、ごめんなさい。
妖の森で、あいつの弱さを見てから、
力になってあげたい。って思っちゃったんだ。
これが好きとかは、いまいちピンとは來て
ないんだけど、人間らしくて、いいなって。
ホント、香がよく言ってた。
好きなタイプとは、違う人の事好きになる
事が多いって。
まさか~。って思ってたけど
以外とそうなのかも。
自分の気持ちが、整理出來たら
ルーファスに本當の事言おうと思う。
どうなるかなんて分からないけどね。
行しなきゃ未來は変わらない。でしょ?
ルーファスの挨拶が終わり、
マリーの側に戻って來た。
「マリー嬢、私と踴ってはくれませんか?」
ルーファスが右手を差し出す。
「えぇ、しょうがないから、踴ってあげても、
宜しくってよ!」
「有りがたき、幸せ。では、こちらへ。
お嬢様」
マリーがルーファスの手を取り、
二人は笑い合う。
ダンスも終わり
「ねぇ、乾かない?」
ライルがすぐさま、
「王子こちらをどうぞ」ワインを差し出す。
「私も飲みたいんだけど」
「マリー様にはこちらをどうぞ」
果実のジュースを手渡される。
ライルのが鳴る。じっと王子を見つめる。
「ライル、どうした?何かあるのか?」
「い、いえ、何も」
しばらくすると、ルーファスが
「し目眩がする。ちょっと座らせてくれ」
「酔いが、まわったのかもしれん」
「ルーファス大丈夫?」
マリーがルーファスを支え、椅子に座らせる。
「ライル、私、お水持ってくるわ。
ルーファスを見ててね」
「かしこまりました。マリー様」
急いで、水を持って戻ってくるマリー。
「ルーファス、大丈夫?水を持ってきたわ」
「.........................」
「誰だ...お前は。何故、
俺の名を呼び捨てにする」
「ルーファス?」
「王子は、お疲れなのです。マリー様。
今日はもう帰られた方が宜しいかと」
「でも....」
「又明日、教育がありますから
その時にでも」
「えぇ、分かったわ」
「ルーファス、無理をしないようにね」
腑に落ちないまま、會場を後にする。
「ライル、あれは誰だ?」
「さぁ、誰なのでしょう?王子を狙う、妄想の激しい令嬢なんではないですか?」
「そうか、俺に近付けるなよ」
「かしこまりました」
なーんか、おかしいわね。
ルーファスが私を分からなかった?
聞き間違いかしら?
とにかく、明日城に行って
確かめましょう。
ペンダントのが変わっている事に
まだ気がつかないマリーであった。
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