《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》不穏な影1
祝賀會を抜け、城を後にしたマリーは
馬車に乗り込む。
「なんか、おかしいのよね」
殘ると言っても、ライルが無理やり
帰すし、面倒だから、帰ってきたけど。
ルーファスの邪魔になってもいけないからね。
「戻りました」
「マリー様お帰りなさいませ」
リリアンが出迎える。
「ホントに、嬢様は。心配させないで
下さいませ」
「ねーさん!」ロイがやって來た。
「やっぱり、妖の森に行ったんじゃないか!
それに外泊までして!」
「まぁまぁ、皆、ごんめなさい。
でも、ほらっ。これ」
神から貰ったペンダントを見せる。
んっ?こんなだっけ?
「アメジストのペンダントなのですね!」
「いや、明なクリスタルだったはずだけど」
「でも、お綺麗ですわね」
「う、うん。何か分からないけど、
疲れたりしたら、変わる仕組みなのかな」
「暇な時でも妖の森いってみよ」
「又、行くの?危険だよ」
「大丈夫よ。ロイも行く?」
「僕は、遠慮しときます」
「今日はもう、部屋に戻るわね」
「えぇ、ゆっくりなさって下さい。明日も
早いでしょうから」
部屋に戻る。
やっぱり、気になるな。
ルーファスの事もなんかモヤモヤするし
ペンダントの事も。
そうだ、ジルに聞いてみよ!
「ジルー。聞こえる?
ちょっと聞きたい事あるのよ」
すると、
「はぁ~い。まり。何かご用ですかな?」
「なんかね、このペンダント妖の森の
神から貰ったんだけど、が変わったのよ」
「なんか、分かる?」
「僕、この世界の住人じゃないから、詳しく
分からないんだけど、あんまり良くないよね」
「なんて言うの?禍々しいっていうか」
「なんかあった?」
「やっぱり。まだ確かめて無いから
確定じゃないんだけど、ルーファスが
おかしいのよね」
「夫婦喧嘩?」
「違いますよ。ジルくん」
「分かった。じゃあさ
こっちでも何か調べておくね」
「うん、宜しくね」
ジルが消える。
考えても答えは出ないわね。
明日城で確かめましょ。
マリーはベッドにり、眠りにつく。
「マリー様、朝でございます。
皆様、ダイニングにお揃いですよ」
「もう朝...」
急いで用意をして、ダイニングに向かう。
「おはようございます」
........................。
皆、目を合わせようとしない。
どうしたのかしら?
おほん。父が咳払いをする。
「マリー、言いにくいのだが、今日から
城へは行かなくて良くなった」
「えっ?どういう事でしょうか?」
「食事が終わったら、書斎に來なさい」
「かしこまりました」
訳が分からなかった。いったいどういう事?
「マリー、いったいどうしたの?」
「ねーさん、なんかやらかしたの?」
「やらかしたの、かな?」
皆が心配する。
「とりあえずは、よく分からないから」
自分にも言い聞かせる。
食事が終わり、書斎へ向かう。
「お父様、マリーです」
「うむ。りなさい」
「いったいどういう事ですの?
私が何かしたとでも?」
「マリー落ち著きなさい」
「いや、私もよく分からないのだ。今日の朝急に伝達の者が來て、今日から教育に來なくてよいとだけ、告げてきたのだ」
「なぜ?ルーファス王子に何かあったとか?」
「分からないのだ。だから今日、私が城へ
行ってくるから、マリーは屋敷にいなさい。
わかったね。それまでは大人しくしてて
しい」
むむむ。
「分かりました。お父様...」
流石に、訳が分からない。
だって、昨日あんなに楽しそうに
笑い合って、ダンスを踴って.....
それから、ルーファスが目眩を起こして。
そして?
私が分からなかった?いや、勘違いかも。
お父様には大人しくしてろと言われたけど
そんなの無理!!
私は、くじけなくてよ。
急いで城に行きましょ!!
自分の目で確かめなくては。
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