《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》妖魔の森2
妖の森から、馬に乗り半日が経った。
「もうそろそろね」
「はい。そうですね」
段々と口數がなくなる。
遠くの方から鬱蒼とした気配が景を
包んでいく。
「到著したわ」
妖の森には比べにならないくらい
の禍々しい姿を現した。
「ライル、それじゃ行くわよ!負ける訳には
いかない戦いよ!」
「はっ!」
二人は気合いをれ森へ進む。
「マリー様、私の後ろへ」
「任せたわ」
奧に進むにつれ、森がザワザワと
何かの気配がする。
ガルルルル。
來たか。
一匹の狼のような魔が目の前に現れる。
赤い目をしてヨダレも垂らしている。
ヤバいっ!狂犬病どこじゃないかも。
「ちょっと、そこ通してくれなくって!」
通じる訳がない。
しずつ、魔がにじり寄る。
ライルはマリーを庇いながら剣を構えた。
すると、後ろからも魔が數匹現れる。
二人は挾み込まれてしまう。
後ろにいた魔が突如マリーに襲いかかる。
「マリー様っ!」
ライルがマリーを庇い、肩を切り裂かれる。
「うっ」
「ライルっ!!」ライルが片膝をつき
肩を押さえる。みるみるとが広がり、
の匂いにつられ、沢山の魔達が集まる。
「このままじゃ....」
「マリー様、私を置いて先にお進み下さい!
私がこの魔達を引き付けます!」
「バカっ!私はあんたを見捨てたり
なんかしない!」
次々と襲いかかる
魔達をギリギリの所でなんとか防ぐ。
はぁ、はぁ。
マリーの力も限界に近付いてくる。
ルーファスの淋しそうな顔が脳裏に浮かぶ。
「くっそう、こんな所で負けてたまるか!
ルーファスに笑顔を、皆に笑顔を戻すのよ!」
マリーが魔の群れに、突っ込む。
「マ、マリー様!」
半ば、やけくそになりがら、剣を振り回す。
その時だ。剣からまばゆいが発し出される。
魔達が怯みだす。
「この、まさか聖なる!
よし、こうなったら怖いもの無しよ。
魔ども、この場から立ち去れっ!」
キャウンっ。
剣を振りかざすと、魔達が逃げ出す。
そして、ようやく靜けさが戻る。
「ライル、大丈夫?」 
「これくらい、っ!」
魔の爪には強い毒があり、
ライルの傷口はどんどん紫に
変わっていく。
「これはまずいわ.....」
どうしようかと考えていると、
「まり~、あのネックレスの事分かったよ~」
ジルが突然現れた。
「えっ、何ここ?めちゃくちゃ怖いじゃん。
まり、いったいどこに來てるのさ!」
「ジル~っ!」
「あっ他に人がいた。まずかったかな」
ライルの目が點になる。
「貓が.....」
「詳しい話しは後、ジル、
この傷どうにかなる?」
「うわっ、これ酷いね。放って置くと
心臓まで行って死ぬよ!」
「早くなんとかして!」
「はい、は~い。これくらいお安いご用~」
ジルがくるっと一回転すると
徐々に傷口が塞がっていき、腕に赤みが戻る。
「は~、助かった。ジル、ありがとう。
それにしてもジルって何者なの?」
「言ってなかったっけ、違う世界の
神の使いだよ」
「え~、結構凄いじゃない」
すると、真顔でライルが
「ジル殿、助かりました。
ありがとうございます」
ぷっ!ジルとマリーが笑う。
「ライルさんって面白いね」
「ええ」
「まり、それよりネックレス!」
「遅いわよ。もう分かったわ」
「あっそうなの?じゃ、僕帰るね。
この場所怖すぎっ。」
帰ろうとするジルのしっぽを摑む。
「まだ帰さないわよ。ふふふふ」
「ジルにはお供してもらうわ」
「私からもお願いします」
ライルも頼む。
「え~やだよ。ここ本當怖いんだって。
でも、まりの方がもっと怖いかも」
渋々ジルもお供に加わる。
二人と一匹は魔力の木を目指す。
そして、この森には似つかわない
に包まれた大きな木が見えてきた。
「あの木じゃない?」
急いで駆け寄る。
「どうやら、間に合ったようだね」
「テレスっ!!」
「誰っこの怖い人!」
目の前にテレスが立ち塞がったのだった。
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