《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》日常
妖魔の森から帰還して、數日が経った。
屋敷に帰った日、父様とロイは激怒してるし、お母様とリリアンは大泣きするしで、
マシューズ家は大変だったのだ。
もとはと言えば、私が暴走したのが
いけないんだけどね。
「マリー、し城での、教育は
お休みしなさいっ!」
「そうだよ。ねーさん、城に行くと
ろくでもない事に巻き込まれるんだから」
「そうですわよ。お嬢様」
なんだか、三人もうるさい小姑が増えた
みたいになっている。
「はいはい。私もし疲れてたしね。
しだけお休みするよ」
「じゃあ、家でお茶會でも開きましょう。
マリーって、お友達いなかったでしょう?
お茶會開きたくても、開けなかったのよ」
お母様が目を輝かせてる。
「私の憧れだったのよ」
「お母様、申し訳ないですが、今も友達は
おりませんわよ」
「大丈夫、大丈夫よ。今のマリーなら
大丈夫、大丈夫」
何回大丈夫言うんだよ。
でも皆には心配かけたから、お母様の
憧れ葉えてあげますか。
「分かりました。お母様。憧れのお茶會
開催いたしましょう」
「ほんと?マリー!じゃあ、
早速準備しなくちゃ」
母が嬉しそうに、この場を去る。
「ねーさん、いいの?」
「いいのよ。ロイだって、
この屋敷継ぐんだから、
遊関係は広げなくちゃいけないでしょ。
それにいい令嬢いるかもよ~!」
「バカな事言わなで。ねーさんで手一杯だよ」
「もう、ロイってば」
今日はルーファスが父に挨拶に來るらしい。
記憶がなかったとはいえ、婚約破棄してるし
父に直接話しをしたいらしい。
でも、父様けっこう怒ってたからな。
大丈夫かな?
「お嬢様!ルーファス王子が
いらっしゃいました」
「ルーファス、いらっしゃい」
「あぁ」
珍しく張してるみたい。
「マリー、お土産だ。リックから
マリーへ渡してくれと」
リックからカップケーキが屆けられた。
「またあのカップケーキが食べれるなんて
幸せ~」
「食べた事あるのか?」
「まぁね」
昔廚房にって、こっそり盜み食いした事が
あるなんて、言える訳がない。
書斎に向かい
「お父様、ルーファス王子が
いらっしゃいました」
「うむ」
「この度は、お嬢さんに大変迷を
かけました。再度、婚約の許しを頂きたく
參りました」
「ルーファス王子、今日は言わせて貰います」
「私は、マリーが可くてしかたがない。
最近は、人が変わったように、お転婆になったけれども、あなたはマリーに何かあったら
命をかけられるのですか?」
すると、ルーファスが
「マリーは私に、をくれました。
ずっと続くかのような、暗い道を照らしてくれました。そして諦めずに何度も助けてくれた」
「何よりもかけがいのない、大切な人です。
どうか、もう一度私にチャンスをくれませんか」
「ルーファス....」
「分かりました。王子。今度マリーが
泣くような事をしたら、私は王子であろが
許しません。それを忘れないで下さい」
「必ず、お約束します」
「では、王子。マリーを宜しくお願いします」
ルーファスとマリーは書斎を後にし
マリーの部屋へ向かう。
「マリー、泣いてたのか?」
「泣いてません!そんなに弱くありませんから」
ルーファスが真剣な顔になり
「辛い目に合わせたな」
「だから、違うって!」
ルーファスがマリーの頬をでる。
恥ずかしくて
目を閉じると、瞼にキスを落とす。
そして、そのまま、長い口づけをする。
っ!!
「ぷはっ!」
赤くなったり、青くなったりするマリー。
クククク。
ルーファスが笑う。
「最近スキンシップ激しすぎる!」
「しょうがないだろう?マリーが可くて
しょうがないのだから」
「く、くそー!」
「マリーは負けず嫌いだな」
「ふんっ、負けなくってよ!」
ルーファスの優しい笑顔。
今はそれが何より嬉しく思う。
母が部屋にやって來る。
「あら、ルーファス王子
お邪魔でしたかしら?」
「マリー、3日後にお茶會よっ。
ルーファス王子もいらしてね!」
母が目をキラキラさせ
楽しそうに告げたのであった。
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