《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》マシューズ家のお茶會
あれから、3日経ち、マシューズ家の
お茶會の日がやって來た。
初開催という事もあり
お母様とリリアンの張り切りようは
見ていてこちらも楽しくなってくる。
「リリアン、ほら、あれとあれも用意しないと。それに、あれも...」
「奧様、あれとあれでは、流石に私も...」
「マリー、ほら、あれよ」
「お母様落ち著いて下さいませ。準備は
もう十分ですわよ」
「そうかしら?じゃあ、あれはいいかしら...」
本當っ、お母様って天然。
お茶會の準備も終わり、次々と
招待した人がやってくる。
「ルーファス、ライル、テレサ!
いらっしゃい!」
「お招き頂き、有り難うございます。
マリー様」
「テレサ、城には慣れた?」
「ええ、ライル様が、々と
面倒みてくださいまして。
大分慣れて參りました」
「ふ~ん。そうなんだ~。ね~ライル?」
「おほんっ」
ライルがそっぽを向く。
ふふふ。いいじじゃな~い。
「マリー、俺を放っておくわけじゃ、
ないだろな」
「ルーファス王子、どうぞ。こちらへ」
マリーがルーファスに手を差し出す。
ルーファスが手を取り、庭へ行く。
皆でたわいもない話しをしながら
笑い合う。
こんな日常って、幸せだよね。と思い
ながら、庭の方を見る。
すると、悪役令嬢連合軍の面々が
一人の令嬢を囲んで、なにやらめている
ように見えた。
「また、あいつら、懲りもなく。
本當、暇人なんだから。さてとっ」
「マリー、余計な事に首を突っ込むな」
「何?ルーファスまさか、私を止めるんじゃ
ないでしょうね」
ルーファスを睨み付ける。
「いや、なんでもない...」
「王子、ああなった、マリー様は
誰も止められないかと」
「だな...」
二人は深く、ため息をつく。
隣でテレサはニコニコしてる。
マリーは、連合軍の元へいき、
「ごきげんよう。皆様、何を話して
らっしゃるの?」
「マ、マリー様。本日はお招き頂き
有り難うございます」
連合軍の顔がひきつる。
「まさか、そちらの令嬢に何か
しているのでは、ないでしょうね?」
「違いますのよ。ミリカ様が、挨拶をしても
知らん顔するんですのよ!ほんと失禮よねぇ。
皆さん」
「そうですわ、マナーもあったもんじゃない
ですわ。おかしいのではないですか?」
「あなた達、よってたかって、言う事では
ないわよ。言いたい事があるなら、
一人でかかってきなさい!いつでも相手に
なりましてよ!」
ふんっ。たわいもない。
連合軍がそそくさと逃げ出す。
「金さん、みたい...」
んっ?今なんて?なさかだよな。
とりあえず、
「大丈夫でしたか?」
「初めまして、私、
マリー・ウィリアム・マシューズ
と申します。マリーとお呼び下さいませ」
「わ、私は、ミリ、カ・ロイヤ、ル、だっけ?」
ちょっと、個的なご令嬢なのかしら?
「ミリカ様で宜しいですね?」
「あ、はい。それで」
「ミリカ様、何かお好きな飲み
ありまして?」
「うーん、そうですね、
タピオカミルクティーとか、あります?」
「はぁ?タピオカ?」
「い、いえ、聞いてみただけですっ」
「タピオカと申しました?」
「え、ええ」
「もしかして、ミリカ様は、
三度の飯より、タピオカがお好きですか?」
「えっ、そうですが...どうして?」
「ミリカ様、最近どちらに
いらっしゃいました?」
「どちらかといいますと、
ここには無い所?」
「もしかして、に・ほ・ん?遠山の金さん...」
「えっ!」
二人は見つめ合う。
「まさかっ、あんた、まり?」
「もしかして、香?」
いきなり、香が抱き著き、
「まり~!淋しかったよ~」
どれくらい、一人だったんだろう?
「香~。會えて嬉しい、けど
香がどうしここに?まさか、後追いとか
してないでしょうね。それだったら
許さないよ」
「まさか、だよ。そんな事してないよ」
まりが香の涙を拭いてあげる。
「詳しい話し聞きたいから、部屋行こっ」
「うん」
マリーはミリカを連れて部屋へ戻った。
「なんかさ、よく分かんないんだけど
目が覚めたらここにいてさ。それに
名前も自分と似ててさ、頭混してる...」
なんか、聞いた事ある話し...
「ジル~!!」
マリーの怒號が部屋に響くのであった。
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