《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》香と1

今日から、城の教育が再開され、

まりは、城へやって來てた。

妖魔の森から帰還して以來、侍の皆が

代わる代わる部屋に來ては、

たわいもない話しをして行くので

いつもマリーの部屋は人で賑わっていた。

「おい、マリー、俺の事忘れてるんじゃ

ないだろうな」

「ルーファス王子!」

達の黃い聲が上がる。

「あら、ルーファス何か用?」

「何か用とはないだろ。毎日俺の部屋に

來るって約束したよな」

「約束守れてるの?」

「ああ、守れてる」

「そう。じゃあ、後で行くわ」

「分かった。待ってるぞ」

「ねぇ、皆、最近のルーファスはどう?」

「マリー様がいらしてから、丸くなられて

いつも私達に謝の言葉を

かけて下さいますの」

「きっと、マリー様の影響ですわ」

「そう、それなら良かったわ。皆も何か

あったら、相談しにいらっしゃいね」

「マリー様、ありがとうございます」

達の報網は、かなり凄いものがあって

聞いていて驚く。

最近街では、アドヴァンス商會と

ホールズ商會がこぞって、新商品を出し

2代貿易商會として名を馳せているらしい。

ホールズ商會にも、一人娘がおり、

その娘を貴族の元へと嫁がせたいらしく、

後ろ楯と、貴族の名がしくて、躍起に

なっているようだ。

なんだか、大変よね。コネと地位がしいか。

いつの時代も、人間のって

変わらないか....

 今日の午後からは、香が來て

リックとタピオカ作りに

チャレンジする予定だ。

「マリー様、ご機嫌よう」

香が來たようだ。

「ご機嫌よう。ミリカさん」

ぷっ!

「さすがっ、香!もう板についてる!」

香は會社で社長書をしていたので

飲み込みがとても早い。

「早速だけどタピオカ作りますか」

「オッケー」

本來ならタピオカを使うのだが

そんなものは無い。類用品で片栗を使う。

リックにジャガイモから

片栗を作っておいて貰ったのだ。

「お嬢さん達、こんなもんかい?」

「お~、いいんじ!」

「まるでタピオカ!」

「これに冷やしたミルクティ-をれてと」

「チョーうまいっ!」

「これなら、毎日飲めるよね」

「早速、商品化しようよ」

「その前に、お茶會で出してさ

反応見て見ない?」

「いいね~」

「じゃ、ルーファスに聞いてみよっと」

「旦那?ちょっと紹介してよね。

どんな男か見てみなくちゃ」

二人はルーファスの部屋へと向かう。

「ルーファス、ちょっといいかしら」

「あぁ、れ」

「友達のミリカさんを連れて來たの」

「初めまして。ミリカと申します...」

「ま、眩しっ!」

あまりのイケメンぶりにミリカが固まる。

「ミリカ嬢か、マリーと友達になってくれて

謝する。これからも宜しく頼む」

「あ、はい。こちらこそ」

「ねぇ、ルーファス、ミリカさんと

新しい商品考えたんだけど、今度のお茶會で

出してもいい?」

「確か、アドヴァンス商會だったか。

構わないぞ。リックに協力して貰え」

「やったね。いいってさ」

「じゃあね、また後でね」

「あぁ、必ずくるんだぞ」

ルーファスがマリーの頭にキスをする。

「ちょっ、ミリカさんがいるでしょ!」

マリーが怒りながら出て行く。

「ったく。油斷も隙もありゃしない」

「まり、王子って、まじ、眩しいわ。

それに、溺ですか?」

「最近、々あってさ、

スキンシップ多すぎなの。困っちゃうよ」

「はい、ご馳走様です。

でもいいよな~。されてるってじで。

私も誰かいない?」

「うちの、ロイなんてどう?」

「まぁ、確かにイケメンよね。

ロイ君か、まだ話した事無いしね。

分かんないわ」

「じゃあ、今日家來ない?」

「いいのかな。結構、父って

ミリカを、溺よ」

「家の父も」

「じゃあさ、ライルに連絡頼んでおくわ」

「なら、行こっかな」

タピオカミルクティーも完し、

まりと香は家へ向かう。

すっかり、香との話しに花が咲き

ルーファスとの約束を忘れて

家に帰るマリーだった。

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