《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》香と3
王家のお茶會の日がやってきた。
まりは、香とケンカしてから、
一切の連絡を取っていなかった。
「マリー今日は、ミリカ嬢とは
一緒じゃないのか」
ルーファスが尋ねる。
「知らないっ、ミリカさんて、
強なんだもん」
「なんだ、俺の約束を忘れるぐらい
仲良かったのに、もう喧嘩したのか」
ルーファスがまりの頭をでる。
「ちょっと、子供扱いしないでよねっ!」
「らしくないぞ。後悔してるんだろ?」
「う...」
本當は、言い過ぎたと後悔してるのだ。
ロイが帰って來てからも、
「ねーさん、親しき仲にも禮儀ありって
言ってね...」
親父みたいな説教されるし。
分かってるの。頭にが昇ると、
つい言っちゃいけない事言っちゃうの。
謝りたくても、香が連絡くれないんだもん。
今日はタピオカミルクティーを試作で
出す日だから、さすがに來ると思うんだよね。
お茶會が始まった。
タピオカミルクティーは、新食な為
皆も興味津々で、評判も悪くないようだ。
「マリー様、この飲み、モチモチしてて
味しいですわ!どこで買えますの?」
「それはですね、アドヴァンス商會から
これから、商品化して行こうと思ってますの」
「まぁ、是非、家でもお茶會で
出したいですわ」
「私もお願い致します」
かなり、に高評価なようだ。
早く、香來てよ。
すると、一人のが
「この飲みのどこが、味しいんですの?」
と言い出したのだ。
良く聞いていると、
「本來の紅茶の風味は臺無しにしてるし、
冷たいなんてもってのほかです。
この変な食の異だって、
なんだか分かりませんですわよ」
まりの頭にが昇ってくる。
さっき、反省したばかりでもうこれだ。
マリーが、
「想は人それぞれです。
仰りたいのは、分かりますが、
皆を賛同させて、商品の品質まで
落とす事を言うのはお辭め下さい」
「マリー様。ですが...きっと
アドヴァンス商會の娘がび
売ってるんですわ」
「マリー様に近付いて、公爵家の後ろ楯
をしいからに決まってます!
それが証拠に私観ましたもの。
ロイ様の馬車から一人で出てくる
ミリカさんを。マリー様も
騙されているんですわよ」
ロイが香の手を引いて、こちらに
やってくるのが見える。
皆が、祈る。それ以上言ったら....
「そこまでです。あなたお名前は?」
は、ほっとしたように
「ホールズ商會のイザベルと申します」
マリーは靜かな時ほど怖い。
「まぁ、あなたが....
イザベルさん、お聞きしますが
あなたは、ご自分で何か努力された
事がありますの?」
「い、いえ特には」
「そうですわよね。流の場に來て
貴族の殿方に気にられる事しか
考えてなさそうですもの」
「なんですの?」
「私、そう言った人、大嫌いですの。
分しさに、努力もせず人を陥れる事しか
考えてないバカなお嬢さんが」
だんだんと、言葉も荒くなる。
「それにね、ミリカはね、
大切な私の友達なのよ。あんたにとやかく
言われたくないっての。
あんた、今の顔、鏡で見てみな。
凄い、不細工な顔してるからっ!
今度、ミリカの事悪く言ったら
私が許さないよっ!」
「っ!!お父様~!」
とびながら、逃げ出す。
何がお父様~だ。おとといきやがれってんだ。
「まり....」
香が話しかける。
「ミリカ、ごめんね。
早く謝りたかったんだけど...」
「ううん、いいの。私もちょっと
緒不安定だったみたいだから」
「それにしても、マリー様、さっきのは
言い過ぎではありません事?あんまり言うと
お可哀想ですわよ?」
「だってさ、ミリカの事悪く言うんだもん」
「いつも、ありがとうっ」
まりと香が抱き合う。
ロイも遠目で優しく見守る。
「マリー、たまには俺にも
抱きついしいもんだ」
ルーファスが口に出す。
「バ、バカ言わないでよっ!恥ずかしい!」
ルーファスがマリーを、
抱きしめ、頭をでる。
「あ~、見てらんない。ロイ君行こっ」
香がロイの手取り、歩き出す。
「う、うん」
ロイの顔も赤いが、嬉しそうだ。
その夜、
「絶対、許さないんだから。
マリーもミリカも」
がで滲む程かみしめるイザベルがいた。
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