《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》危険な匂い1

王家の庭に不審者がいた日から、

何事も起こらず、平穏な日々が続いている。

香?あれから何か変わった事とか無い?」

「別に無いけど、どうして?」

「ん、ちょっと気になっただけ」

「あーそういえば...」

「な、何っ!」

まりが大きな聲を出す。

「ちょっと、聲大きい。こっちが驚くわ」

「ご、ごめん....」

「なんかさ、近所の人の目が

冷たいって言うか、気のせいかな?」

「イザベルは?」

「イザベルはね、昔からミリカに対抗心

剝き出しで、今に始まった事じゃないみたいよ。多分、親同士がいけないんじゃない?

きっと親の刷り込みよね。可哀想に。

記憶ではね、昔は仲良く遊んでたみたいだし」

「そーなんだ....」

「まり、何暗い顔してんのよ。

大丈夫よ。何かあったら、

まりに直ぐ言うから」

「絶対だよ!」

「分かった。分かった。ありがとね」

妃教育も終わり、香が帰る支度をしている。

香、気を付けて帰るんだよっ!」

「もうっ、いつからそんな心配

なったわけ?じゃあね、また明日ね~」

笑顔で手を降る香。

部屋に戻ると、侍達が

マリーの部屋の前にいる。

「マリー様に、お耳にれたい事が」

なんだか、優秀な隠隊のようだ。

「どうしたの?さっ、中にって」

「ミリカ様の事で」

「今街では、ミリカ様の良くない噂が

出回っていまして、それに尾を付ける用に

タピオカの分にはに毒になるものが

っていると」

「イザベルね。本當によくやるわ」

「ですが、なんだかミリカ様の周りにも

変な男の影がちらついてるとかで。

いつも、アドヴァンス商會の周りを

ウロウロしているとか」

「えっ本當なの?それ?」

「ええ、実際に見た者もいます。

その男が、ミリカ様の彼で、

そんな得の知れない男と付き合う、

ミリカ様の作るタピオカも

知れたもんじゃないと」

「タピオカの事なんかより、

ミリカが危険だわ」

「ええ、そう思いますわ」

報ありがとう。また引き続き宜しくね」

「かしこまりました」

まだ、本當の敵が誰だか分からない

派手にくべきではないわね。

どうか、香に何もありませんように。

ルーファスの部屋に足が向く。

「ルーファスっ」

マリーがルーファスに抱きつく。

「どうした?マリー、何があった?」

「うん、侍の皆が....」

先程の話しをする。

「あぁ、こちらでもライルから確認済みだ」

「手配は済んである。何も心配するなと

言ったろ?」

「ありがとう」

マリーの頭をでる。

そしてそのままキスを落とす。

「んっ」

マリーはルーファスのに顔を埋める。

不謹慎だが、いつもこんなに、

素直に甘えてくれたらいいのに。

と思うルーファスだった。

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