《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》危険な匂い4

ルーファスの怒り狂ったびが、

會場にこだまする。

「まだ近くにいるはずだっ!

直ぐに詮索しろっ!一歩足りとも怪しい奴は

城の外に出すなっ!」

ルーファスの指揮のもと護衛達が、マリーの

捜索を始める。

「私が、バルコニーに出ようって

言わなければ...」

香は、大泣きしながら呟く。

「ミリカ嬢、それは違う。俺が甘かった...

マリーを守ると誓ったのに...」

ルーファスはが出るのではないかと

思う程、拳を握り締める。

「ロイ、ミリカ嬢を頼んだぞ」

「分かった」

ロイは香を優しく抱きしめ、

背中をさする。

「今は、ルーファス王子を信じよう」

「うん.....」

「王子、庭に侍の制服が、ぎ捨てて

あるのが、発見されました」

ライルがルーファスに告げる。

「侍に、化けていたと、言う事か...」

「王子、申し訳ありせん。私が...」

「ライル、もう何も言うな。

必ず助け出すぞっ」

「はっ」

ライルは下がり、詮索を続ける。

ミリカは、なんとかの痺れが取れ

マリーの部屋へと向かう。

あるはずの無い、手掛かりを探し始める。

ただ、待っているだけなんて出來なかった。

すると、機の上に紫る指

置いてある。

これって、まさかっ!

誰もってこれないように、

部屋の鍵を閉める。

「ジル君、ジル君。

これで伝わってるのかな?」

半信半疑で指に向かってジルを呼ぶ。

すると、

「じゃじゃ~ん。何かお呼びですか?

まり様」

この間こっぴどく怒られたので、様付けに

変わっている。

「あれっ香。まりじゃないの?」

「ジル君~」

香がジルを抱きしめる。

「ちょっと、苦しいよ。どうしたのさ」

事のり行きを話す。

「えっ!それ大変じゃないっ!

さえ付けてくれてれば、居場所突き止め

られるんだけど」

「どーしよー!」

香が大泣きし始める。

香、泣かないで。なんとか考えるから。

そうだっ、妖神から貰ったペンダントで

居場所分かるかもしれない」

「あれってもしかして、二つは繋がってるから

探知機みたいに使えるかもっ!」

コンコンコン。

「ミリカさん、居るの?」

ロイが部屋へやって來た。

「ど、どうしよ」

「もうしょうがないんじゃない?急事態だしさ。それに協力者がいた方がいいよ」

「そうだね、今は構ってられないもんね」

香がドアを開ける。

「ミリカさん、大丈夫?」

「あ、うん。あのね....」

説明が終わらないのに、ジルが話し出す。

「僕、ジルっていうの。ロイ、宜しくね」

「えっ?貓?」

ロイがジルを見つめる。

「あ、あのね、ロイ君....」

ジルとのいきさつを話し、ペンダントの事を

話す。

「なんとなく、気が付いてたけどね、

まさか、異世界とは驚いた。

でもねーさんには変わらないからっ!」

「ありがとう。ロイ君。あとライルさんとは

顔見知りなんだって!ルーファス王子には

緒にしとこ。自分から話したいだろうから」

「うん。分かった。それよりも、急ごうっ!」

香とロイがジルを抱き、

ルーファスとライルの元へ急いだ。

ライルが、

「ジ、ジル殿?」

「誰だ?ジルとは」

「い、いえ....」

「ちょっと、ライルさん來て下さい」

香がライルを引っ張る。

「ライルさん、ルーファス王子の

ペンダントでマリーの居場所が分かるかも

しれませんっ」

「ジル殿、本當ですか?」

「多分、大丈夫だよ。それより急がないと

離れ過ぎると分かんなくなっちゃう」

「分かりました。私は王子を導します。

ジル殿は、私の懐におり下さい!」

「分かった!僕、導するからっ!」

「では、ジル殿參りましょう」

「ルーファス王子、マリー様の

居場所が分かるかもしれません」

「本當か、ライル。すぐ向かうぞっ」

ルーファスとライルとジルは

外へ駆け出したのであった。

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