《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》危険な匂い8
マリーはライルから借りた鍵を持ち
ルーファスの部屋へ訪れる。
「ルーファス、ちょっといい?」
返事は無い。
「居るんでしょ?」ドアノブを回す。
やはり、鍵が掛かっているようだ。
すると、
「一人にしてくれ....」と返事が來る。
マリーは鍵を使い、部屋へる。
「殘念でした~!一人にはしませんっ!」
わざと、大きな聲で明るく話す。
「ライルか....」
「正解っ。もうっルーファスったら、
明かりも付けないでっ」
ルーファスを探すと、真っ暗な部屋で
ソファーに俯きながら座っている。
「一緒にいるのに、一人じゃ淋しくない?」
「........俺は...淋しさなんて
じた事が無かった。でも今は淋しくて
堪らない。弱くなったのかもしれん...」
淋しそうに、答える。
「それは違うわ。痛みを知って、人は
強くなるの。そして優しくもなる。
守る者が出來た時、もっと強くなるわ。
私を助けるのに、必死になって
くれたでしょ?」
「だが、俺は、あいつと同じ事を
マリーにっ.....」
「言わなかった私が、悪いの。
ジャックとかいう奴に、
を奪われると思った時は、さすがに
怖かったわけどねっ」
ルーファスは言葉に詰まる。
「でもね、あいつにられた時、
鳥たったのよ。ホントに嫌だったの。
らしくない、涙まで出ちゃたんだからっ」
ルーファスは、マリーにれようとするが
手を引っ込める。
マリーはルーファスの隣に座り
そっと抱きしめる。
「聞いてくれる?」
「ああ」
「私ね、初めてはルーファスと決めているの。
ううん、ルーファスじゃなきゃ嫌。
でも、今はまだ心の準備が出來てないの。
それまで、待っててくれる?」
マリーは、ルーファスを離す。
「俺で、いいのか?」
「何、言ってんのよ。俺様で淋しがりやの
ルーファスがいいのっ!」
ルーファスとマリーは微笑みながら
見つめ合う。
そして、ゆっくりと自然にが重なり合う。
何度も何度も角度を変えながら...
「んっ、ルーファス....」が離れる。
しかし、ルーファスがマリーの
頭を引き寄せ、またキスをする。
マリーもそれに答える。
時間がゆっくりとじられた。
そして、名殘惜しそうにが離れる。
「マリー」
ルーファスがマリーを抱きしめる。
「助けてくれて、ありがとう.....」
「どこでだって俺はマリーを助けに行く」
そして、二人は、またキスをするのであった。
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