《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》さ迷う魂2

ルーファスは、マリーが自分の部屋へ來る

という約束なのに、なかなか現れないので、

心配になりマリーの部屋へ訪れる。

「マリー居るのか?」

返事はない。

部屋へり、マリーを探すと

ベッドに寢ているようだ。

「なんだ、寢てしまったのか。

何も掛けないで寢たら、風邪を引くぞ」

ルーファスは、マリーにブランケットを

掛け顔を、覗く。

「気持ち良さそうに寢ているな。

起こさないでおくか」

額にキスをして、

「お休み。俺のマリー」

明かりを消して、そっと部屋を出る。

次の朝、ルーファスがダイニングで

マリーを待つが、なかなかやって來る

気配が無い。

「食事に遅れる事など、無いのに...

もうし待つか....」

一時間位経ったであろうか?

「流石におかしい....」

はやる気持ちを抑えながら、

直ぐにマリーの部屋へ急ぐ。

マリーの部屋へりるとベッドまで行き、

「おい、マリー朝だぞ」

を揺りかすが、反応が無い。

口元に耳を當てる。

「息はしてるか」

それから、何度も聲を掛けるが

反応が全く無い。

流石に焦ったルーファスは、

「ライル、直ぐ醫者を呼べ!」

「王子、どうされましたか?」

「マリーが目覚めん。息はしてるようだが

こちらの聲に反応がない....」

「至急呼んで參りますっ」

ライルは急いで、醫者を呼びに行く。

しばらくすると、醫者かマリーの部屋へ

やって來る。

「何が、原因か直ぐ突き止めろっ」

苛立ちを隠せず、聲を荒げてしまう。

醫者の診察が始まる。

「どうだっ、何か分かったか!」

の異常は見られません。何が原因か

分かりかねます。本人が目覚めたくない

理由があるのとしか....」

「そんな事は無いっ!俺に幸せをくれると

笑顔で言っていたんだぞっ!」

「ですが...」

困りはてた醫者が返事をする。

「王子、ここはテレサに見て貰うのは

どうかと」

「至急、テレサを呼べっ」

ライルはテレサを呼びに行く。

テレサは、元魔で、今も魔の力は

殘しながら、マリーのお蔭で

良い行いに使うと改心しているのだ。

「どうだ?テレサ」

テレサは何かの呪文を唱えている。

「ルーファス王子、言いずらいのですが

目覚めの呪文を唱えても、全く効果が

ありません。これは、もしかして

この世界の者では直せないかもしれません」

「どういう事だっ!」

「私も、詳しい事は、わかりかねるのですが

魂がどこかに、さ迷っているように思います」

「もしかして.....」

ライルが呟く。

「何だ?ライル?」

「い、いえ.....」

ライルは直接は聞いていないが、ジルとも

何度か會っている為、今回の件は

何かジルと関係あるのではないか。と

思ったのだ。しかし、王子には何も伝えてない為、報告するか、迷っていた。

すると、教育の時間になり、香とロイが

マリーの部屋へやって來た。

「何か、騒がしいですけど、

どうしたのですか?」

香がマリーを見て絶句してる。

「もしかして、マリーは目が

覚めていないのですか?.....」

「そうだ....」

香が

「ライルさん、し話しがあるのですが...」

「ええ、ミリカ様、私も同じ事を

言おうと思ってました」

ライルとミリカが

部屋を後にするのだった。

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