《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》さ迷う魂7

まりとルーファスは、人事総務部へ行き、

皆にルーファスを紹介する。

「皆さん、今日から配屬された、

ハードマンさんです。海外から來てる事もあり

分からない事だらけかも、知れませんが

このイケメンっぷりで、皆の目を癒して

くれる事は間違いありません!

どうか、優しく見守ってあげて下さい。

では、ハードマンさん、

ご挨拶お願いいたします」

案の定、子達がざわざわしている。

「な、なに?この世の人っ?」

「抱かれたい.....」

おいおい、會社だよ。と言う容の聲が

聞こえてくる。

「ルーファス・リー・ハードマンだ。

皆、宜しく頼む」

子達が一斉に「ルーファス王子~」

と倒れそうになっている。

「ルーファス君?それだけ?

隨分上からな挨拶ね。

まあ、もういいわ。仕事教えるから

席行きましょう」

「ああ」

ルーファスを連れて、席につく。

席はまりの隣だ。

「じゃあ、まずはこの資料目を通して」

ルーファスは真面目に目を通す。

「だいたい、分かった。それで次は何を

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するのだ?」

桜井がまりの席に來た。

「まり、噂の新人王子か、確かにすげー

イケメンだな」

「もう、噂になってんの?早いな~」

「ランチ一緒にいかね?今日の営業無くなったんだよ。久しぶりに奢ってやるよ」

「まじで?香のランチ斷ろっかな~」

ルーファスが桜井を睨む。

「おい、まり、新人王子、

すげー睨んでるんだけど....」

まりがルーファスを見ると、本當に桜井を

睨んでいる。

「ちょっと、ルーファス君何睨んでのよ」

「そいつは誰だ」

「あっゴメン。紹介しろってことね。

桜井さんです。営業のエースよ。

私とは同期なの」

「どういう関係だ?」

「関係って、會社の大切な仲間?かな」

桜井は何か察知したようで

「もしかしたら、人になるかもな?」

「えっ!何冗談言ってんの?」

まりが焦る。

「はっ、一方通行って所か」

ルーファスが言う。

「今はな。でもどうなるかなんて、

わかんねーんだよ」

桜井も引く気はないようだ。

「そんな未來は來ない」

ルーファスも負けてない。

「ちょっと、二人とも、やめて

ここ會社だから。意味不明な事

言い合わないで。それに自分の未來は自分で

決める。勝手に決め付けないで」

まりが怒る。

「すまん」「ごめん」

二人はまりが、こういった事が

大嫌いだと分かっているのだ。

「もういいよ。今日は初日だから

ルーファス君と香とランチに行く。

桜井、悪いけどまた今度ね」

「分かった。また聲かけるな」

「うん、そうして」

桜井はまりとルーファスをチラチラ見ながら

自分の部署へと帰っていく。

「ルーファス君だめよ。あんな態度。

桜井も悪かったけど、先輩にする

態度ではないわね」

「すまん。つい」

「分かってくれたのなら、いいわ。じゃあ

次は、この資料まとめてしいのよ」

「どうするのだ?」

「パソコンにエクセルってるから」

「エクセル?」

「まさか、使えないとか?」

「いや、ちょっと待ってくれ。

香を呼んでくれないか?」

晝のチャイムが鳴る。

「ちょうど晝ね、香と一緒に

行くから、その時に話して」

ルーファスはほっとする。

この世界のが全て凄すぎて、頭がクラッシュ

寸前だ。それに、桜井という奴の事もだ。

もしかして、あいつがまりと結ばれる

運命だったかと考えるとがザワザワとする。

香とランチに行く。橫斷歩道があり

ルーファスが赤信號で渡ろうとしている。

「ちょっと、ルーファス君、

危ないじゃないっ!」

まりがルーファスを引っ張る。

「いや、向こうには無かった」

「どんな、田舎のお坊ちゃんなのよっ」

香がすかさずフォローをれる。

「違うわよ。車で送り迎えよ。ねっ

そうよね?」

「あ、あぁそうだ」

「う~ん。こんなんで大丈夫かな?いつも

一緒にいないと、心配でしょうがないよ」

まりの表が急に固まる。

「心配でしょうがない......?」

突然、まりの目から大粒の涙がこぼれ落ちる。

「ま、まり?」

「わ、分かんないの。涙が勝手に....何これ?」

ルーファスが思わず抱き締める。

「ちょっと、ルーファス君やめて。

こんな街の真ん中で。大丈夫だから」

「まりが泣くのは俺が許せん」

まりはルーファスの腕からするりと抜け出す。

「良く分かんないけど、疲れてたのかも。

たいした事じゃないから、ゴメンゴメン。

ランチいこっ。時間無くなっちゃう」

ルーファスと香が顔を見合わせる。

ランチも終わり香が

「ルーファス君と、打ち合わせしたいから

午後は貸して貰えるかな?」

「いいけど、打ち合わせって?」

「まぁ、々とね。夕方までには

席に戻すから」

「分かった」

三人は、會社に戻る。

「じゃあ、香、ルーファス君を宜しくね」

「分かった」

まりは、部署に戻る。

ルーファスと香は、會議室にる。

香が鍵を閉める。

「ルーファス王子、まりの魂は、まだ

定まっていないようですね」

「ああ、そのようだな」

「それより、あの桜井という男はまりに

とってどういう存在なのだ」

「完全なる片思いです。ですが

どうなるか、分からないので、

ルーファス王子も頑張って貰わないと」

「ああ、分かっている。問題ない」

「それと、無理にまりの家に住む事にして

スミマセン。何か不自由がありましたら

連絡下さい」

「それは、こちらも有難いと思っている。

時間が増えればチャンスも増えるからな。

言いにくいんだが....

パソコンとやらを教えてくれ」

「あっそうでした。ここでは、パソコン

使えないと話しになりませんもんね。

私で良ければ教授致します」

午後からは、香からみっちりと

パソコンを教わる。

「ルーファス王子、覚えるの早いっ」

「何となくだがな。しかし、この世界は皆が

平等なのだな.....」

ルーファスは王子として何か、

考える事があるようだ。

「ええ、そうですね」

終わりのチャイムが鳴った。

「さっ、王子もうパソコンは大丈夫ですよ。

まりとお家へお帰り下さい。私は向こうの

世界に戻りますので。ロイも心配する

でしょうから」

「ああ、そうだな。今日は助かった。

俺もまりが寢靜まったら戻る」

「了解致しました」

ルーファスはまりの席へと戻るのだった。

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