《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》日常の中1

マリーはのんびりとしてると、ルーファスが執務も終わり部屋へ戻って來る。ルーファスはマリーの隣に座ると

「マリー、もう終わったのか」

「うん。さっき戻った所」

「それで、行きたい場所は決まったのか?」

「そうそう、今日ね、ちょうど近隣諸國の勉強したのよ」

「ああ、それで?」

「ブルーラグーンはどうかな?」

「あそこは、いいな。海も綺麗だし、のんびり出來るかもな」

「この國って、水著あるのかな?」

「あれか、が小さい布を付けてるだけの服か。あれには驚いたな....」

ルーファスはしにやっと笑う。

「ちょっと鼻の下びてるっ!」

ルーファスはマリーの魂が日本にさ迷った時、日本に數ヶ月滯在したのだ。

「何?焼きもちか?」

「違うわよっ!だらしない顔をしてるっていうの!」

「バカだな。俺はマリーだけだ」

ルーファスはマリーの肩を抱き頭にキスをする。

「ふんっ、別に.....」

「マリーは本當、素直じゃないな....」

マリーはルーファスを睨む。

「まあ、そういう所も好きなんだけどな。水著だったか?」

「そうよ。海行くなら泳ぎたいじゃない」

「ダメだ。あんな格好、他の奴に見せられるか。それにここにはそんな服は無い」

「じゃあ、しょうがないか....」

「ブルーラグーンでいいんだな?」

「うん!楽しみだね」

「早速手配するか」

ルーファスは部屋にライルを呼ぶ。

「ルーファス王子、何でございましょうか」

「新婚旅行の行き先が決まった。ブルーラグーンだ。早急に手配してくれ」

「かしこまりました。私もお供致します」

「ああ、もちろんだ」

ライルが部屋を出る。

「マリー、湯浴みでもするか?」

「そうね。久しぶりに汗もかいたしね」

城には王子専用の広い風呂が設置されている。

「そうかっ!」

ルーファスは満面の笑みを浮かべ立ち上がると、マリーを抱きかかえる。マリーは驚いた顔をし、

「ちょっとっ、何するのよっ!」

「湯浴みすると言ったろ?」

「誰も一緒にるなんて言ってないわよっ」

初夜を迎えてから、ルーファスの暴走は止まらない。

「恥ずかしがる仲じゃないだろ」

「も~、下ろしてよ.....」

「卻下だ」

マリーは諦めて、ルーファスの首に腕を回す。

ルーファスは嬉しそうに風呂場に向かうのだった。

二人は湯浴みも終わり、部屋に戻って來る。

マリーは、何故かぐったりとしてベッドに潛り込む。

ルーファスもベッドにるとマリーを抱きしめる。

「マリー、もう寢るのか?」

「當たり前でしょ」

「なあ、マリー、俺、日本に行っただろ?」

「そうだね。あの時はありがとうね」

「それでな、マリーは覚えてないかもしれないが、まりが俺に夢を聞いたんだ」

「うっすら、記憶はあるわよ」

「日本に行った時、何もかもが衝撃的だった。何より驚いたのは、皆が仕事をし、平等だった事だ」

「そうね、學校もあるしね、皆が學べるわね」

「だから、俺も市民が勉強をし、自ら職を選べる國にしていきたいんだ。そうする事で國もかになるだろ?」

「そうだよね、皆が學べるって凄い事だよね」

「旅行から帰って來たら、學校を設立しようと思う」

「ホントに?凄いじゃない?大賛よ」

「それでな、まだ考え中なんだが、俺達も貴族代表として學校に通おうと思うんだ」

「今、俺達って言った?」

「ああ、マリーと俺だ」

「え~っ!!!」

「反対か?」

「ルーファスだけ行けばいいじゃない。私は遠慮しておきます」

「一人で行くのはおかしいだろ」

ルーファスはマリーの首にキスをし始める。

「ちょ、やめて!分かったからっ!もう大人しく寢て。考えておくからっ」

ルーファスはにやりと笑うと、

「そうか、まだ先だけどな。実はもう學校は建設が始まってるんだ」

「だから、最近帰るの遅かったのね」

「まあな」

「ルーファスがちゃんと市民の事、國の事を考えているのは、私も嬉しいわ」

マリーがルーファスのおでこにキスをする。

「マリーのおかげだな」

「大袈裟よ」

マリーはゆっくりと目を閉じると、眠りにおちる。

バルコニーから朝の日差しが差し込み、二人は目を覚ます。

「ルーファス、おはよう」

「おはよう。マリー」

ルーファスはマリーにキスをすると、二人はベッドから起き上がる。

「マリー、今日の予定はとうするんだ?」

「今日は教育も無いから、実家に行こうと思って。たまには顔出さないと、お母様もいじけそうだからね」

「そうか、あまり遅くなるなよ」

「ルーファスも程々にね」

「ああ」

二人は支度を済ませ、行ってらっしゃいのキスをするとルーファスは部屋から出る。マリーは

「學校か....懐かしい響き。まさかルーファスがそんな事考えてるなんてね。日本に行ったのは無駄じゃなかったのかもね」

と呟くのだった。

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