《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》日常の中2
マリーはルーファスを見送ると、実家に戻る準備を始める。
「お母様とリリアンは元気かしら?」
マリーは結婚してから、一度も家に帰っていなかった。マリーは馬車に乗り込み実家へと向かう。
「お母様、リリアン帰りました」
リリアンが出迎えてくれる。
「お嬢様、お久しぶりです。お元気でしたか?」
「うん、ぼちぼちって所。お母様は?」
マリーの聲が聞こえたのか、母が飛んで來る。
「マリー~、淋しかったのよ~」
母はマリーに抱きつくと
「あら、ちょっとふっくらしんたじゃない?まさかっおめでた?」
「お母様、気が早いです。ただ食べ過ぎなだけです」
「そう?それで新婚生活はどうなの?上手くいってるの?」
「まあまあ....」
「なんですってっ!それはいけないわ。私マリーの世話役として、城に行くわっ」
母はし天然な所がある。
「お母様っ、大袈裟です。大丈夫です。上手くいってますから。それにお母様が、世話役なんて、心配で目が離せませんから」
「そう?それは殘念だわ....」
母は本気で殘念そうな顔をする。
「そうだ。この間ね、マリーの好きなお菓子頼んでおいたのよ。皆でお茶しましょう。リリアンもね」
「では、ご用意致しますね」
リリアンは、部屋を出ると、お茶とお菓子を持ってくる。
「やっぱり、リリアンの淹れてくれたお茶が一番味しいわ」
「ダメよ。リリアンは連れていかせないわよ。行くなら私も一緒よ」
「お母様、そんな事しませんから...」
母は相當淋しいらしい。
「近々、新婚旅行でブルーラグーンに行きますので、お土産買ってきますから」
「あら、いいわね。ブルーラグーンのナッツって味しいのよ」
「では、それを買って來ますね」
外を見ると、日が暮れはじめいている。
「お母様、リリアン、私そろそろ帰りますね。ルーファスも心配しますから」
「マリーまた絶対來てよ」
「もちろんですよ。お土産も渡しに來ますから」
母とリリアンはマリーを見送ると、マリーは馬車に乗り込み城へ帰る。
「やっぱり、なんだかんだ言って実家っていいよね」
城の部屋に戻ると、ルーファスが戻っていた。
「マリー。お帰り」
「あれ?今日早くない?」
「ライルがな、ブルーラグーン行きの手配を早急に行ってくれたみたいでな。明日出発だ」
「ええっ!早っ。ライルって有能よね~」
「助かるな」
「じゃあ、準備しないとっ」
「そんなの侍にまかせればいいだろ」
「バカね、これだから坊っちゃんは...」
「何?バカとはなんだ!」
「はい、はい。あのね、旅ってのはね、準備する所から始まるのよっ!」
マリーはルーファスを軽くあしらう。ルーファスは、むきになり
「なら、俺も自分でするぞっ!日本では何でも一人でしたんだからなっ!」
子供かよ。とマリーは思ったが
「じゃあ、一緒に準備しましょう」
マリーが微笑むと、ルーファスは満足したのか
「ああ」
と言って支度を始める。だいたいの準備が終わり
「ルーファス荷多くない?何詰めたのよ?チェックしてあげる」
「ダメだっ!やめろ」
何故か頑なに隠そうとする。実はルーファス、水著たるものを、作らせいたのだ。プライベートビーチもあるので、そこでマリーに著て貰おうと企てていた。
「ふ~ん。まっいいけどね...」
「明日は早いからな、もう寢るぞ」
ルーファスはマリーをベッドまで抱えながら、運ぶとそっとベッドに下ろす。マリーを抱きしめながら橫になると、よほど急いで仕事をこなしたのか、直ぐに寢息が聞こえたて來た。
「今日、きっと仕事頑張ったんだね」
マリーは、ルーファスにキスをすると、お休み。と呟いて、目を閉じた。
日が昇りきらない、朝やけに、マリーが目を覚ますと、ルーファスはバルコニーに出ていた。
「ルーファス、おはよう....」
マリーは寢ぼけ眼でルーファスに聲をかける。
「マリー起きたのか」
ルーファスはマリーの元に行き、そっとおでこにキスをする。
「今日早いんだよね」
「そうだ。目が覚めてな」
ルーファスは、楽しみで早くに目が覚めたようだ。
マリーは急いで、支度を始める。
コンコンコン。
ドアのノックする音がする。
「ご用意は出來ましたでしょうか?」
ライルがやってくる。
「ああ、大丈夫だ。マリーそろそろ出るか」
「そうだね」
二人は荷を運び出し、馬車へと乗り込む。
「船で向かうのよね?」
「そうだ。豪華客船だ」
マリーは外の景を眺めてると、海が見えて來た。
「ルーファス、海だよっ」
「マリーはこの世界に來て海は初めてか」
「うん。海があるなんて思ってなかったもん」
マリーは子供のようにはしゃぐ。
「ブルーラグーンは、海に囲まれている小さな島だからな。存分に楽しめるぞ」
「すっごく楽しみ」
ルーファスはマリーの喜ぶ顔を見て目を細める。
「マリーが喜んでくれて良かった」
馬車は、船のある港まで來ると、止まり、二人は降りる。マリーは
「わっ、豪華な船。こんな船日本でも乗った事ないわ」
あまりの大きな船に唖然としてると
「これからは、々な所に行けるぞ」
ルーファスは、マリーの肩を抱く。マリーはルーファスを見つめると、三人は船に乗り込むのだった。
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