《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》豪華客船にて1

マリーとルーファスとライルは船に乗り込む。

船の部屋にると

「すっごい広いっ」

「當たり前だ。俺は王子だぞ」

「まあ、そうよね」

「それより、どれくらいでブルーラグーンに到著するのかしら?」

「一週間くらいだな」

「やっぱり結構かかるのね」

「日本みたいに、飛行機ではと行かないからな」

「ルーファス、日本にいる間に隨分勉強してたのね」

「當たり前だ。だがもう二度とあんな思いはしたくない」

「ごめん。嫌な事思い出させたね」

「いや、悪い事ばかりじゃなかったぞ。々な事が國にとって良いヒントになったからな」

「そう?なら良かった」

船のき出す音がする。

「もうすぐ、出発ね」

「ああそうだな」

船は出発を始める。しすると

「マリー、デッキに出るか」

「うん」

デッキに出ると、岸は遠くに見えている。

「風が気持ちいいね」

海を眺めながら、マリーが呟くと、ルーファスは後ろからマリーを抱きしめる。

「マリー々な事があったな」

「そうだね、まさか、ルーファスと新婚旅行に行くなんてね」

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「後悔してるか?」

「まさか、後悔してるなら、とっくにもう別れてるって」

「ははは。そうか、だけど俺はマリーが嫌と言っても離さないぞ」

「それは、こっちのセリフよっ!」

二人は見つめ合うと、自然にキスをわした。

「冷えて來たな。部屋へ戻るか」

「そうだね」

マリーとルーファスは船の中の部屋へ戻ると、ソファーに腰かける。

「この船って、凄いね。何でもあるんだね」

「探索するか?食事も食べ放題だしな」

「それはいいね~」

マリーはガッツポーズをし、食べる気満々だ。

「マリーの好きなもあるぞ」

「じゃあ、早速行こうよ」

「ちょっと待て、その前に」

ルーファスはマリーに深くキスをする。

「んっ、ふっ」

首筋へとキスが降りて來る。マリーはルーファスを押し退け

「ちょ、待って!食べるのが先っ!」

「俺はマリーが先だけどな。久しぶりにずっと一緒にいれるんだ。いいだろ?」

ルーファスは、っぽい目でマリーを見る。

「そんな顔してもダメです。食べるのが先ですから。それに、旅は長いのよ。ルーファスに付き合ってたら、が持たないわよっ」

「つまらん....」

「何っ?なんか言った?」

「嫌、何でも無い」

ルーファスは、拗ねた顔をする。結婚してから、ルーファスの溺をかけていた。これが本當のルーファスかも知れない。そんな時まりは、よくおばあちゃんが言っていた、男はより子供なんだよ。と言う言葉を思い出す。

「ルーファス、拗ねないの。ねっ」

マリーは子供をあやすように、頭をでてあげる。

子供が出來た時の予行練習でもと思えばいいわよね。

「さ、ルーファス行くわよっ」

マリーは無理矢理ルーファスを引っ張ると、食事の會場へ向かう。いい香りが漂ってくる。目の前には、前菜から、メイン、デザートまで數多くの料理が並んでいる。

「やだ~。パラダイスっ。これ1日中食べれるの?」

「朝、晝、夜とメニューは変わるがな」

マリーは、ルーファスそっちのけで、料理を取りに向かう。皿にこれでもかと言うくらい山盛りに盛ると、席に戻る。

「マリー、これ全部食べるのか?」

「もちろんよっ、私をなめてもらっては困るわよっ」

マリーの胃袋はブラックホールだ。

「あんまり食べすぎるなよ。腹を壊すぞ」

料理を一口食べる。

「おいし~。リックの料理も絶品だけど、この船ビュッフェも最高ねっ」

マリーは幸せそうな顔をする。

「マリーの食べてる時は、いい顔するな。見ているだけで心が満たされるな」

「ルーファスってさ、変わってるよね。自分はそんなに食べないのに、私の食べる所見て喜んでるんだもん」

「いいんだ。俺は」

ルーファスは、ワインを飲む。

「マリーも、飲んでみるか?」

「そうだね、この世界でお酒飲んだ事無いかもね」

「そういえば、日本のまりは酒があんまり強くなかったな」

「じゃあ、せっかくだから、おにも合うし、ワイン貰おうかな」

マリーは、ワインを飲み始める。

「やだ、このワイン味しい。もっと早く飲めば良かった」

マリーは、料理とワインを堪能する。マリーはお腹も満たされ、程良く酔いもまわり

「も~お腹いっぱいっ」

と言って、お腹をパンパンと叩く。

「満足したか?」

「もう、ばっちりっ、うぃっ」

「なんだ?酔ってるのか?」

しね。気持ちいいじ」

「そうか。なら、部屋でし飲むか」

ルーファスとマリーは部屋に戻ると、ワインとつまみが用意されていた。

「マリー、今度は俺に付き合え」

ルーファスは、ワインを飲み始める。

「マリーもし飲むか?」

しね」

二人は、ワインを飲み始める。ルーファスはお酒にはめっぽう強いらしく、顔一つ変えない。一方マリーは

「ルーファスっ!」

と意味不明に大きな聲で呼ぶと、バンバンとルーファスを叩き始める。

「マリー、落ち著け」

ルーファスはマリーの腕を抑える。

「落ち著けってか。そんなの無理~」

「飲ませすぎたか...」

ルーファスはマリーに水を渡すが、マリーは

「水?まだ飲めるし~」

と拒否する。ルーファスは、水を口に含むと、マリーに口移しで、水を飲ませる。

「んっ、んっ」

マリーは、潤んだ瞳でルーファスを見つめる。

「おいっ、反則だぞ。今日は我慢しようと思ったのにな」

ルーファスはマリーをベッドに運ぶと、マリーの全にキスをする。マリーも酔いが回っている事もあり、それをけ止める。

「ルーファス.....」

二人は激しく抱き合うと、ルーファスは

「たまに、飲ませるのもいいかもな.....」と呟いた。

幸せな二人は、遠くで、真っ黒な雲が覆っているとは、この時は予すらしていなかったのであった。

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