《これって悪役令嬢?!私の生き方貫きます!》幻の島2

マリーは猿を追いかけると、その猿は、一人のの前で止まり、肩に乗る。

マリーは立ち止まり、そのを見據え、木刀を構える。

「何者?」

すると、そのは、マリーなど目もれず、後ろにいるルーファスに話しかける。

「まあ、本當にここに導かれのね」

そのは意味不明な事を言った。

ルーファスはマリーを後ろに隠すと

「私、アルト國から來ました、第一王子ルーファスと申します」

ルーファスは、貴族にする挨拶をした。マリーは

「な、なによっ!私を完全無視っ?」

ルーファスは手でマリーの口を塞ぐ。ここはルーファスに任せた方が良さそうだ。そのはどうみてもこの島の姫か、王といった風貌だった。

「私達、ブルーラグーンに向かう所でしたが、船が座礁しまして、命からがら、ここにたどり著いた次第です」

「まあ、そうなの。たまに流れつく者もいるのよ。この島は流れ著いた者と、私達族でり立っているわ。ブルーラグーンとは比べにならないけどよい所よ。地図にも載らない島なの。ここは、裏ブルーラグーンと呼ばれているわ。私の名前はルル・マリア・メイよ」

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「ルル様とお呼びしても宜しいですか?」

「ルルでいいわ」

「はあ、しかし....それより、その猿が持っている指はこちらのでして、お返し頂けないでしょうか?」

「私のキキが盜んだとでも?」

「いえ、違います。落としてしまいまして。探していた所なのです」

マリーは毆りかかってやりたい衝をこらえる。

「ふ~ん。大切ななのね」

「ええ、とても」

「じゃあ、私の城まで來たら、返してあげるわ」

ルルは、うれしそに微笑む。マリーは我慢も限界になり、ここならジルに聞こえるんじゃないかと、剣道で仕込んだかけ聲でぶ。

「ジル~っ!ジル~っ!」

ルルは驚いた顔をし、

「さっきから、あの使用人は何なの?」

マリーはたまらず

「使用人?」

ライルがマリーを落ち著けと言わんばかり、マリーの裾を引く。ライルも何かがおかしいと思っているのだ。ルーファスはすかさず

「申し訳ない。後で言ってきかせますので」

ルルは、笑顔になり

「じゃあ、行きましょう」

楽しそうに、ルーファスの手を繋ぐと、そのまま歩き出す。

マリーは、顔をひきつらせながら、ルーファスが本當の事を言わないのは訳があると思い、拳を握りしめて後に続く。しばらく歩くと、隠してあるような、蔦のアーチをくぐると、見事な景が広がっていた。

そこには、綺麗な水が流れる滝があり、花や木々が生き生きとしており、大きな口をぽっかりと開けたような、巖のり口があったのだ。

ルーファスはるのを躊躇していると、ルルは

「大丈夫よ。とって食べたりしないわ。皆も最初は怖がるの。でも、もうすぐだから」

ルルは、ルーファスの手を引く。マリーとライルは後に続き、窟の中を進む。歩いているうちに、目が回る覚がする。すると、

「まり、まり」小さな聲で呼ぶ聲がする。

「ジル~」

ジルは、しっと口に指を立てる。

「聞こえてたのね....」

「まあね、あんな大きな聲じゃね。それより、ここ何かの植かな?幻覚作用がある花の花が飛んでるみたいだよ?」

「やっぱり?なんか目が回るのと思ったのよ」

ライルは、毒や麻薬の耐はつけてあるので、平気なようだ。

「じゃあ、ルーファスは?」

「ルーファス王子も大丈夫かと。それに、この花の香りは獨特でして、ルーファス王子も気付いていらっしゃるはず。何かお考えがあるのだと.....」

「そうよね。しでも疑った私が恥ずかしいわ。私は使用人に徹するわ」

「まりって、使用人なの?笑えるんだけど」

マリーはジルにげんこつをくらわす。

「ごめ~ん。お詫びにこれ」

ジルはマリーにる石を手渡す。

「何これ?」

「それね、幻覚とかわしとかを防ぐ石だよ」

「ふ~ん。お守りみたいなものね」

「そうだね」

マリーは石をポケットにしまう。

窟を進むと、徐々にが見えてくる。そして、窟を抜ける。

「うわっ。なにここっ?」

マリーは思わず言葉に出す。

そこは崖になっており、下を見ると森が広がっていた。その先には、街のような所があり、大きな城までもあるのだ。ルルは、

「驚いたかしら?やっぱり予言は本當だったのね」

ルーファスは言葉を失っていると

ルルは、馬が止めるある場所まで連れて行く。何故か二頭繋いであった。

「本當はね、ルーファスの為に用意してたんだけど、使用人の方に貸してあげるわ」

「くっそ~、あのっ」

マリーは呟く。

「あらっ?そんな貓いたかしら?」

ルルは、マリーの肩に乗っているジルに目を止める。

「あ、あのペットは、恥ずかしがりやでして。隠れていたのです....」

ルーファスは苦し紛れな言い訳をする。

「ふ~ん。そうなのね。構わないわ。私は、ルーファスだけ、いてくれればいいのだから」

マリーとライルは顔を見合わせる。

ルーファスとルルは二人で馬に乗り城へと走り出す。

マリーとライルも続いて、後を追う。

「ライル、いったいどうなってるのかしら?あのルルとか言う何者?」

「分かりません。今は従った方がよろしいかと。隙を見てここを出る作戦を立てましょう」

「そうね。まずは、狀況を見てからね....」

マリーは、必ずここから皆で出してやると誓うマリーだったのだった。

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