《人間嫌いな俺とビッチな作られた壁と悲しい事実

彼は、鍋島睦月は弁當箱に付けていた手紙の存在に気づいてくれたかな?

 今流行ってるSNSアプリ「MINE」と呼ばれるものはIDを相手が力してくれた時點で知り合いかも?の欄に名前が出る。

今の私の知り合いかも?の欄に彼らしき名前はない。なによ!弁當作ったんだからお禮くらい改めてくるもんじゃないの?

……

待てども連絡は來ない。別に連絡が來るとか期待してたわけじゃないもん。だから連絡が來なくても落ち込んでなどいないからね!

そうよ、彼に好きになってもらいたいけどそれは私が彼を好きだからじゃない。

 

だけど彼とれ合うようになって彼のことを

もっと知りたいと思うようになった。

鍋島は不用だけど話せばそれなりに楽しい。

休日に見た彼はいつもと違ってかっこよく見えたし、普段笑うことなんてないのに不意に笑った様子をみて嬉しかった。

なんだか最近鍋島のこと考えてばかりだ。

なのに連絡もないし!こうなったら明日とことん文句言ってやるんだから!

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まさかこの時は彼に拒絶されるなんて夢にも

思ってなかった....

…………

登校して早々、私は弁當箱を持って現れた鍋島に

見つけた。

「鍋島ー!なんで昨日私に連絡も何も寄越さないのよ!せっかく連絡先渡したのに!」

けれど彼は私のその問いには答えず、そして

を押し殺したような顔でこう告げた。

「胡桃、俺にはもう関わるな。俺はお前に惚れた。

これでいいだろ、お前の友達にも言っておけ。鍋島

睦月は私に惚れたから思いっきり振ってやったとな」

なんで?それにどうしてこのタイミングで?

「噓、なんでいきなりそんなことになるの?そんな顔で惚れたって言われても信じれるわけないじゃない!」

「お前の目的は俺を惚れさせることだったな。信じれるも信じられないも俺がそうじたならそれが事実だ」

「な、なら、今までのどこに惚れる要素があったのよ、まだほとんど何もしてないし、私といるのが怠いのなら回りくどい言い方しないで

そう言ってよ!」

「お前と行った喫茶店が楽しかったから、お前のお弁當が味しかったから、理由はそれで十分だろ。それともなんだ?俺ともっと遊びたかってか?」

「そんなことは....」

「ないだろ?ならもうおしまいだ。じゃあな」

 「ま、待って!教えてほしいことがあるの」

その言葉に耳を傾けず歩き続ける鍋島、だけど私は構わず続けた。

「なんで....なんで人と関わろうとしないの?

私を今遠ざけようとしていることと関係あるの?」

「....っ!」

その言葉を聞いて鍋島のきがし止まったように見えた。しかしそれは一瞬で彼は再び何も聞かなかったように歩き続ける。

「頼むから俺にはもう関わらないでくれ....」 

そんな言葉が聞こえたような気がするが彼の真意までは分からなかった。

 けれどこんなことで挫けるような私ではない。理由は簡単、納得できないから!

 あんな無で惚れたとか言われても信じれないし!それに彼の言葉を間にけて、

「あーわかりました、ごめんなさい」

 

ってしたところで、どうしたら惚れてもらえるかなって一生懸命考えてきたのが馬鹿みたい

じゃない。

こうなったらすることはひとつ!

放課後、鍋島の後をつけよう。そして何か彼にがないか突き止めてやる。

私は放課後になるまでの間、鍋島を観察し、時が過ぎるのを待った。

…………

キーンコーンカーンコーン

6限終了の合図、いわゆる學生たちの解放を告げるチャイムが校に響き渡る。

それと同時に鍋島は帰り支度を始め、教室を

出る。そこまでの所要時間、実に30秒。

はやい、早く行かないと見失っちゃう。

私も急いで帰り支度をし、すぐさま彼の後を追った。

學校までの帰り道、彼は人と関わらないだけあって誰にも止められることなくひたすら道を歩くという単純作業をしている。

一方の私は出會う人に今日予定空いてるか?

なの、今度遊ぼう!なのウザいくらいに話しかけられる。改めて彼の孤獨さと自分の人気さを確認する。

私ってすごい、いや今はそんなことはいいの、彼の後を追わなきゃ、、

結論から言うわ。彼を家まで追跡したけど特に得られるものはなかった。住んでいる家も普通のアパートだし、道中にも何もなかった。

はぁ、ここまで付いてきたのに何も報なしか....ま、今日はこのくらいにしとこう、また明日になったら何かわかるかもしれないしさ。

「さっきから睦月の後ろをつけているようだけどあの子に何かようかしら?」

ビクッ!

いきなり聲をかけられた衝撃で直してしまったを無理やり振り向かせてみるとそこには見覚えのあるの人が立っていた。

「あなたは?」

「名前を聞くときは普通自分から名乗るもんなんだけどね、まあいいわ。私は鍋島有棲、睦月の姉よ」

やっぱり....!それは、この前のショッピングモールで見かけ、彼だと間違えたの人だった。

「私は鍋島、鍋島くんのクラスメートの胡桃萌と言います。いつもお世話になっています」

「胡桃....そう、あなたが睦月に噓告白をしたって子ね。それで何か用かしら?」

鍋島、お姉さんにはそういうこと話すんだ。

「すみません、それは友達との罰ゲームで負けてしまって....」

「あっ、別にそのことをとやかくいうつもりはないから安心して。なんで睦月のことをつけてたの?」

、鍋島のお姉さんの目を見て私は悟った。

この人に噓は通じないなと....

「実は....」

私は重複する部分があるんじゃないかと思いながら、鍋島との今までの経緯を全て話した。

「まだ話すようになって日の淺い私に何で彼がいきなりそういったのかが分からなくて後をつけてたんです。お姉さんは何か知っていますか?知ってるなら教えてください」

「なんであなたはそんなことが気になるの?罰ゲームで告白した相手のことなんだから気にすることないじゃない」

そんなこと私にも分からない。でも気になるものは気になるんだから!

「なぜかは私にはわかりません。でも今のまま話さなくなるのは嫌なんです」

「ふーん、あなた意外に面白い子ね。なら1つだけ教えてあげるわ。睦月は中學の時に小さい頃からずっと一緒だった馴染に裏切られた。

それだけのことよ」

馴染に、裏切られた?

「それって....」

「私の口から言えることはそれだけだわ。気になるなら睦月に聞くなり、なんなりしなさい。それじゃ、気をつけて帰るのよ」

それだけ言い、お姉さんはその場を後にした。

馴染に裏切られたってどういうこと?

それが人と関わらないようになったことと関係しているのかな?

お姉さんから聞いた衝撃の事実にしばらく私はその場からけないのであった。

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