《人間嫌いな俺とビッチな》帝都高校祭Part4〜鍋島睦月がしいもの〜
「これよくできてるなぁ」
「先生たちで作ったらしいよー?」
……
「絶対これ當たんねえよ」
「ファイト鍋島~」
……
その後も時間の許す限り私たちは周りの目を気にせず楽しんだ。
「ねえ鍋島、この高校祭のジンクスって知ってる?」
「サントス?野球選手か何かか?」
「ジ、ン、ク、ス!」
「そんなアニメの中だけみたいなことが現実にあるのか?」
「私も詳しくは知らないけどあるらしいよー
だから高校祭終わったら屋上に行こ?」
「話が二転三転しすぎてよくわからんが、終わったら屋上に行けばいいのか?」
「うん!なんて言ったって私たちの出會いの地だからね!」
「お前が呼び出して勝手に噓告白しただけだけどな」
「だからー!でも、あの時はごめんなさい」
「悪い、なんか掘り返しちゃったな。俺は気にして
ねえから!まあそれに友達もできたしな」
「鍋島に友達なんてできるのー?もしかしてわ....」
私と言いかけた話を遮られるように別のの子の名前が鍋島の口から出る。
Advertisement
「神野がこれからも仲良くしてねだってさ。
これってさ、友達ってことだよな?」
 鍋島の口から出たものは私ではなく、よりにもよって私を嫌ってる里だった。
「まあ、そうなんじゃないの」
けれど、じゃあ私はどんな存在なのかを聞く勇気は今の私にはなかった。
「じゃあ、また後でな」
そう言って去っていく鍋島。
“帝都高校祭の後、2人で屋上を訪れればずっと一緒にいられる”
噓のような、ただの都市伝説かもしれないけど一緒にいることができれば鍋島はいつか私に惚れてくれるのかな?
よし、絶対に2人で屋上に行くんだからね!
私はそう深く決意を決めて教室へと戻ろうとする。
「あっ、」
控え室は4階、そして3階にあるお化け屋敷へと戻ろうとした私は思いっきり足を踏み外してしまう。
気付いた時にはもう遅く、私のは宙に舞い激しく
階段の中間地點に投げつけられた。
段數が比較的ない階段の中間地點までだったのが
不幸中の幸いか、立ち上がることはできた。
だけど足をくじいたらしく痛みで上手く歩くことが
できない。
幸い周りには誰もいなかった為、大きな騒ぎにはなってないけど、足が....凄く痛い....
だけど、私の休憩の時間は終わり。急いで戻らないと私が
怪我をしたことでクラスの雰囲気に水を差したくない。
「あっ!萌~代だよねー?よろしくねー!」
「うん!しっかりアピールするから任せといて!」
私は無理やり笑顔を作る。
「じゃあ休憩行ってきま~す」
この時間の呼び込みは私1人。
だけどくことはないし、大丈夫だとは思うけど、屋上に上がること考えたら、この痛みが高校祭終わるまでに引くことを祈るしかないよね....
「お化け屋敷いいですかー?」
「はーい♪ありがとうございますー!ではこちらと....」
 とにかく痛みが引くかは神頼み....
私はそれまで頑張るしかないよね!
*********************
胡桃と別れて俺はお化け屋敷へと向かう。
後半の役目は照明擔當でお化け役は午前で卒業した。
ライトの微調整が主な仕事のため、自然と俺は思いに耽る。
あいつと一緒にいる時間はいつも楽しい。
なぜ、俺は胡桃と一緒にいるとこんなにも落ち著くのだろうか?
俺にとっての胡桃は何なのか?
神野里が高校にってからできた初めての
友達なら胡桃は俺にとっての何なんだ?
 決して、好き....ではない。だが、一緒にいると
落ち著く。それはもちろん神野以上にだ。
多分、いや俺はきっと胡桃萌という人に憧れてるのだという結論に至る。
 過去を乗り切れず、孤立を図る俺にまずは自分を
信じてと言ってくれた胡桃は、俺に一筋の明かりを
燈してくれた。
人と人との関わり、それはいつまでも続くとは限らない関係だ。
 
だから可能な限りでいい、この関係が切れてなくなってしまうまでは彼と居たい。
俺はそう思うようになってしまった。
彼の言う惚れさすの意味が好きではなくそれを指すならば俺はとっくに惚れている。
“本気で好きなわけないじゃん”
“馴染としての縁を切りたかったし”
 俺が人を好きになることは今の時點ではないだろう。未だに沙霧の言葉は俺の心を深く支配している。
俺は沙霧、馴染を好きになってしまった。
そして彼、沙霧との関係は全て壊れた。
 
 好きと言うが全てを壊し、好きと言う気持ちが人との関係を全てを終わらすものならば俺はそんなはもう持ちたくない。
……
「ねえ、そう言えばさー帝都高校祭の後に屋上に行って2人で過ごすとその2人はずっと一緒にいられるってジンクスがあるらしいよー?」
「そうなんだー!私も彼と行ってみようかなー」
「じゃあ2人が別れたらそのジンクスは噓ってことになるね!」
「もうー縁起でもないこと言わないでよー」
……
 そんな生徒同士の會話がふと耳に屆く。
確か、胡桃は一緒に屋上に行こうと言った。
 胡桃はジンクスを知っている言いだった。
 彼がなぜ俺は屋上にったのかは俺には分からないが俺はジンクスの話を聞き、屋上へ
行くと覚悟する。
なぜなら俺は、壊れることのない関係をしてしまったから......
後は野となれご令嬢!〜悪役令嬢である妹が婚約破棄されたとばっちりを受けて我が家が沒落したので、わたしは森でサバイバルすることにしました。〜
「すまん、我が家は沒落することになった」 父の衝撃的ひと言から、突然始まるサバイバル。 伯爵家の長女ヴェロニカの人生は順風満帆そのもの。大好きな婚約者もいて將來の幸せも約束された完璧なご令嬢だ。ただ一つの欠點、おかしな妹がいることを除けば……。 妹は小さい頃から自分を前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢であるとの妄想に囚われていた。まるで本気にしていなかった家族であるが、ある日妹の婚約破棄をきっかけに沒落の道を進み始める。 そのとばっちりでヴェロニカも兵士たちに追われることになり、屋敷を出て安全な場所まで逃げようとしたところで、山中で追っ手の兵士に襲われてしまった。あわや慘殺、となるところを偶然通りかかった脫走兵を名乗る男、ロスに助けられる。 追っ手から逃げる中、互いに惹かれあっていく二人だが、ロスにはヴェロニカを愛してはいけない秘密があった。 道中は敵だらけ、生き延びる道はたった一つ。 森の中でサバイバル! 食料は現地調達……! 襲いくる大自然と敵の兵士たちから逃れながらも生き延び続ける! 信じられるのは、銃と己の強い心だけ! ロスから生き抜く術を全て學びとったヴェロニカは最強のサバイバル令嬢となっていく。やがて陰謀に気がついたヴェロニカは、ゲームのシナリオをぶっ壊し運命に逆らい、計略を暴き、失われたもの全てを取り戻すことを決意した。 片手には獲物を、片手には銃を持ち、撃って撃って擊ちまくる白煙漂う物語。 ※この物語を書く前に短編を書きました。相互に若干のネタバレを含みます。またいただいた感想にもネタバレがあるので読まれる際はご注意ください。 ※続編を別作品として投稿しておりましたが、本作品に合流させました。內容としては同じものになります。
8 54【完結】辛口バーテンダーの別の顔はワイルド御曹司
ナンパから自分を救ってくれたタクミというバーテンダーに淡い戀心を寄せる道香だったが、タクミが勤めるバーで出會ったワイルドなバーテンダーのマサのことも気になり始めて…
8 89婚約破棄されたら高嶺の皇子様に囲い込まれています!?
男爵令嬢シャリーアンナは、婚約者の侯爵令息に長い間虐げられていた。 「格下だから仕方ない」と耐え続けていたが、ついには殺されかけ、さすがに一言もの申すことにする。 だが婚約者は格下相手に注意されたことで逆ギレし、婚約破棄を言い放ってくる。 するとなぜか、その場に居合わせた隣國の皇子殿下がシャリーアンナに急接近し、自分の世話係に任命してしまう。 (きっとこれは何かの間違いね。わたくしみたいな凡人、すぐに飽きられるだろうし……) しかし、抑圧的な環境から解放されたシャリーアンナは、本來の能力を発揮し始める。 すると皇子殿下には、ますます興味を持たれてしまい……!? 地味で平凡な令嬢(※ただし秘密あり)が、隣國からやってきた皇子殿下に才能と魅力を見抜かれて幸せになる話。
8 172とても人気ある生徒會長の姉は、ブラコン過ぎてヤバイ(暴走気味)
俺の義姉は生徒會長をしている。 容姿もよく、スポーツも勉強も出來るので全校生徒の憧れの的となっていた。だが、唯一とても殘念なところがあった。義姉がとてもブラコンなところだった。 「和樹ー!一緒の布団で寢ない?」 「ちょ!姉さん!わかった!分かったから抱きつかないで!」 6月21日 ジャンル別日間ランキング2位にランクインしました! 6月24日 ジャンル別週間ランキング4位にランクインしました! 7月27日に9話をかなり改変しました
8 162カノジョの好感度が上がってないのは明らかにおかしい
『好感度を上げすぎるとその人との関係がリセットされる。』 ある日、そんな無慈悲な呪いをかけられた彼は、戀人も友達も一切いない哀しい學園ライフを一人謳歌していた。どうせ消える関係に期待するなんて馬鹿らしい。そうのたまい、人と深く関わること自體を拒否してきた彼だったが、突然転校してきた少女や、様々な人々と接していく中で、彼は少しずつ変わっていく。 呪いと過去が交錯する中、彼は何を望み、何を失い、何を摑みとるのか。 ※カクヨムにも連載中です。
8 145俺の許嫁は幼女!?
上ノ原 陽一(かみのはら よういち)は、ある日母親にこう言われた。 「あなたに許嫁ができたわ。」 それからというもの俺の人生は一変してしまった。 カクヨムでも、「許嫁が幼女とかさすがに無理があります」というタイトル名で投稿してます!話の內容は変わりませんがあちらの方でも投稿して貰えたら光栄です!
8 91