《異世界戦國記》第四十話・萱津の戦い4
「行け!狙うは信友の首だ!全軍突撃!」
「「「「「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」」」」」
織田信繫の言葉をけて信繫軍の兵士たちは雄たけびを上げながら信友軍に突撃した。それに合わせて信秀軍も信友軍への攻勢を強め躙するように進んでいく。
それに対して信友軍のきは鈍く次々と陣形が崩れていく。既に坂井甚介の討ち死にが広まり士気が落ちているからである。更に、後方でもきがあった。
信友の重臣坂井大善と織田三位が戦場を離したのである。それをけ兵の走が相次ぎ二千五百もいた信友軍は千まで落ちていた。対する信秀軍はほぼ三千を維持したままであり士気も高かった。勝敗は決したも同然であった。
「伝助!五百を率いて脇から圧力をかけろ!」
「意!」
先頭に立ち槍を振るっていた信繫は重臣の佐藤伝助に指示を出す。伝助は五百を率いると右にそれ囲うように信友軍に攻撃を加えていく。
「殿!敵は風前の燈火!そろそろ後方へお下がりください!」
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家臣の一人が信繫を後方に下がるように言う。現在藤左衛門家は良頼の家系しかおらずその息子も信繫を殘し全員が死亡しておりここで信繫が死ぬと藤左衛門家の家督は良頼に戻る事になる。
良頼は那古野城での件で信秀を憎んでおり今のところは大人しいが家督が戻ってきたら何をするか分からなかった。最悪の場合弾正忠家と敵対して弾正忠家で固まりつつ尾張國が再び戦となってしまうかもしれない。家臣はそれを懸念していた。
それを信繫は首を橫に降って拒否する。
「此度の戦はまさに尾張の支配者が決まる戦であろう。そんな狀態の中同じ一族の俺が後方でふんぞり返っているわけにはいかない」
「しかし!」
「安心しろ。別に前線に立ち続ける気はない。そろそろ俺もし下がった位置から指示を出すつもりだ」
「…分かりました」
家臣は渋々ながら応じ信繫は的確な指示を出していく。
信繫軍の突撃により完全に士気を砕かれた信友軍はそれぞれが好き勝手に逃亡を始めた。これを家臣たちは止めようともせずむしろその集団に紛れて逃げようとしていた。各戦場でこのような事態が起こり信友軍の指揮系統は麻痺どころか崩壊し遂に信人mは全軍退去の指示を出した。その時の信友は走った眼で信秀のいるであろう本陣の方向を睨みつけていたという。
こうして信友軍と信秀・信繫連合軍との間で起こった萱津の戦いは連合軍の圧勝で幕を閉じるのであった。
一方、尾張北部でをかいたが故に足止めを食らっている土岐軍は城への本格的な攻撃を始めていた。
そもそも土岐頼蕓は信友の策略通りにくつもりはなかった。頼蕓は今回の和睦を得て尾張國に自分の勢力圏を作ろうとしていた。既に濃國は半數以上が斎藤利政の勢力圏となっており頼蕓は不利な立場に立たされていた。その為尾張國に勢力圏を作る事で濃國が完全に利政のとなった場合の逃亡先にしようとしていた。ほぼ日ノ本の中心で様々な商人が行きかっているがそれでも尾張國と比べれば遠く及ばない。尾張國を手にれればその経済力も手にると思っていたのである。
しかし、あくまで信定と信秀が商人が集まるように政策を行っていただけでありそれを知らない頼蕓は尾張を取った際にはたっぷり搾り取ろうと考えていた。
…とは言え」現狀では捕らぬ貍の皮算用でありそれを現実にするために信秀の弟である信康が籠る城に攻勢を強めるのであった。
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