《異世界で始める人生改革 ~貴族編〜(公爵編→貴族編》第19話 魔法解
しばらく沈黙が続いた後、部屋にノックの音が響いた。
そしてメイドがその扉を開けるとそこにはお母様がいた。
「あ、お帰りなさい!お母様!」
「ただいま、レイン。
會いたかったですよ」
「僕もですよ」
と言って抱擁される。
(ウッ・・・・・・)
とをくするが、お母様は気づかなかったようでそのまま話を続ける。
「私がいない間はどうでしたか?」
「し外を歩いて參りました」
「はい?今何と言いました?外を歩いてきたのですか?馬車で回ったのではなくて?」
(あれ?ここに直行でもしてきたのか?お父様にお會いしてたなら絶対俺の事言ってただろうし)
そうおもい、正直に答える。
「はい!自分の足で歩いてきました」
「えっ?自分の足で歩いたのですか?侍に抱っこしてはもらわなかったのですか?」
「はい!自分の足で歩きたかったのです」
「・・・」
そしてまた沈黙ができた。
暫くすると俺と目線を合わせるようにしゃがみ、
「いいですか、レイン。
貴方は、他の人よりも、いえ、普通の人よりも3倍速く走ることができます。
ただでさえ目立つのです」
「目立ってはいけないでしょうか?」
「いえ。
ですが悪目立ちはしてはいけません。
あまり奇妙な目で見られる貴族になってはいけませんよ」
「わかりました。気を付けます」
それからメイドの方に向き、
「いいですか?この子が大きくなるまでは外ではあまり歩かせないようにさせて下さい」
「かしこまりました、奧様」
と言って深くお辭儀した。
「ところでそちらのはどちら様でしょうか?」
そう言ってスクナの方を見る。
「僕が奴隷商人から買い取った奴隷です!」
「は?・・・」
今日2度目の絶句をいただいた。
「レ、レインごめんなさいもう一度言って。
な、なんと言ったの?」
「はい!今日僕が行ってきた奴隷商館から買ってきた奴隷です!
ほらスクナもあいさつあいさつ!」
そう言ってスクナの方にふる。
「あ、あ、ああああの、あの、わわ、わたしのなまえ、ええっと・・・す、スクナと言います!!
よろしくお願いします!!!」
すごい張しながらそう言った。
(スクナ、とりあえず噛みすぎだな)
肩甲骨をポンポンと叩いてやる。
「と、言う訳で奴隷を買いました」
「いえ、レイン。
前後が繋がってないわ。
何故奴隷を買ったのですか?」
「自分で育てた側近がしかったのです!」
「そうなの・・・
貴族としては大変立派な考え方よ。
でもまだし早すぎるわ
まだあなたが産まれて2年ちょっとしか経ってないのよ。
そんな急ぐことはないと思うわよ」
(急ぐさ、急がずにはいられないのだよ、お母様)
俺の計畫を実行に移すには、早い方がいいのだ。
「そうでしたか・・・
ですが、せっかく買ったのですから、このまま僕が育ててもよろしいでしょうか?」
「ええ、貴方の自由にしたらいいわ」
「お母様、ありがとうございます!
それで1つお願いがあるのですがよろしいでしょうか?」
「何かしら?」
「あと、このスクナは火魔法の魔法才能を持っています」
そう言った瞬間お母様の顔が固まった。
「あの魔法を育てたいのでお母様が止にしている魔法書の閲覧許可がしいのですが」
お母様は相変わらず固まったままだ。
これが俺が魔法使いを買った理由だ。
彼に見せることを口実にすれば、その過程で俺もその本を見ることができる。
即ち一石二鳥を狙った作戦である。
それからお母様が口を開いた。
「あ・・・、そ、そうね、魔法才能があるのなら魔法書は見せなければならないわね」
と、自分を納得させるように言った。
「いいわ、分かりました。今日から魔法書をみることを許可いたします」
「ありがとうございます!お母様!!」
(おお!やったぜ!!こんなあっさりと許可されるとは微塵も思わなかったぜ!
てっきり、では、スクナにだけ見せましょう、とか言うかと思ってた。
とんだ棚ぼただ)
正直上手くいこうがいかまいがどちらでも構わなかった。
だがもらえるなら貰っておく。
こうして俺は魔法書の閲覧許可をもらった。
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