《高校生は蛇になる》1話 自分の姿

  ひんやりとした空気がでる。

しかし、それはおかしい事なのだ。

死んだ俺には覚なんて無いはず。

35階建てマンションの屋上から飛び降りたのだから生きているはずもない。

  俺は不思議に思い目を開けた。

巖の壁、巖の床、巖の天井、まず間違いなくだ。

なら何故俺はこんなところにいる?

そう思い周りを見渡すと、別のが見えた。

緑に近い青の鱗に覆われていて、俺のきに合わせてズルズルと地面をっている。そして、そのは俺の視界ギリギリで自分に向かって見えなくなっていた。

これって蛇だよな?

それに自分のだよな? 覚あるし。

…………分からないことが多すぎる。とりあえず分かることから整理するとしよう。

  まず俺の名前は、鏑木健太だ。これは間違いない。

そして俺はマンションから飛び降りて自殺したはずだ。

なのに俺はこうして生きてここにいる。しかも蛇となって……。

どうしよう、蛇になったことしか理解できない。

……まあ窟を出れば分かることもあるだろう。

出口どっちか分からないけど……。

とりあえず探索しよう。

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