集落の門がしずつ近づいて來る。

門の両脇には緑の影が1つずつ。

門番も居るようだ。

その緑の影、ゴブリンは、突然慌て始めた。

まあ俺が來たからだろうけど。

門番の片方が門の中にっていく。

すると、しして大量の武を持ったゴブリンが門の中から出てきた。

そして、門番のゴブリンが前に出てきた。

「グギギャ！(そこで止まれ！)」

……え？

言葉に意味が有る？

こいつらの言葉は言語として確立してるのか？

でもそうじゃなきゃ言語共通化が発することはないし。

改めて凄いな。ゴブリンのくせに。

とりあえず無視するか。

「グギーーギャッギャッ！(そこで止まれと言っているであろう！)」

はあ、面倒臭さいなあ。

仕方ない、返事するか。

「俺の配下にるか破滅するか、選べ！」

よくこんな脅迫文思い付いたな。

自分のことなのに凄いと思うわ。

ちなみに言語共通化でゴブリンにも伝わってるはずだ。

「……グキギャグギャググ？(……配下にれば我らは助かると考えてもいいのか？)」

お、おう。

最初から勝てないと理解してのあの態度だったのか。

頭が良いのか悪いのか？

まあ、ゴブリンにしては判斷が早かったから良いのか。

「ああ、そうだ」

「グググ、グキギャウキ、グウクキキ、ギャウガガ(すまない、我には判斷が出來ない、今領主様を呼ぶ、し待っていてくれ)」

まあそうだよな。

ただの門番が勝手に配下にることを決められないもんな。

「構わない」

「グググ、キイキ(すまない、謝する)」

そして、そのゴブリンは門の中にっていった。