《高校生は蛇になる》113話 第一ノ試練 真実
「俺がもう試練に合格してるってどう言うことだ?」
試練が始まった記憶すらない。知能魔王は正常に機能しているから間違いないはずだ。
「ふむ、どうやら試練がまだ始まっていないと思い込んでいるようだね。そんな君の疑問に答えてあげよう」
うわ、うぜぇ。何か言う度に廚二病ポーズすんなよ。そんけごほん、軽蔑するぞ。
「つまりもう試練は始まってるってことか?」
始まってると思い込んでいると言うことは、逆に考えればもう始まってるってことだ。でもいくら思い出してもそんな記憶はない。ならいつ何だ?
「君は己の認知したことだけに頼りすぎている、とでも言って置こうか。解りやすく言えば、知能魔王に頼りすぎている。そのせいで、どうやら君は狀況判斷能力を失ってしまったようだね」
知能魔王に頼りすぎている、確かにそうかもしれないが、それを言うなら現人神の方が頼っている。
「どうやら君は狀況判斷能力については考えてないようだね。いや、無意識のに考えないようにしている。と言った方が正しいかな」
「一何を言って」
「昔の君なら解るはずだよ。そう、フェニックスのフィート、彼を眷屬にした頃の君なら、ね」
「ッ!」
まさか。
「そう、そのまさかだ。この試練は、君が大切な配下をどうするのか。力を求めるよりも眷屬と供に平凡な日々を過ごすことをむか、新たな力が手にるのが多遅れても配下と供に行くことをむか。そして、配下を置いていってでも力を求めるか。配下を置いてったら、その配下がどのような行を起こすのか、考えもしなかっただろう?」
「……俺を追いかけて來る」
フィートは間違いなく追いかけて來るだろう。第一の試練は危険ではないが、これからの試練はそう簡単には行かないだろう。それにフィートが巻き込まれたら、フィートが死ぬ可能だって有る。
「うーむ、まだ足りぬな。彼の食事の量を考えてみよ。そして飛んでくる道筋に町が在ったら。君はどうなると考える?」
「ッ!フィートは……人を食う」
ここに來るまでにいくつもの人の住む場所が在っただろうか?
なくとも、一つ二つでは片づかない。
「まあ、力を追い求めなければ不合格だったのだがな。その點を見れば私達としては嬉しい限りだ。君にとっては違うだろうが。ね?転生者君?」
……こいつ、一何者だ。
「酷いことを考えるね。とりあえず試練合格おめでとう」
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