《高校生は蛇になる》145話 氷結山部
とある場所に、魔力に満ちた空間が在った。周りには青に輝く壁が、円錐の側のように、聳え立っている。
その空間の中心に、一つの力が蠢いていた。力は不定形で、く度に魔力を放つ。その、蠢く黒の力は、地面かられ出ていた。
そんな、青の壁と魔力を放つ黒い力しかない閉された空間に、一筋の風が吹いた。微かに銀に煌めく風だ。
その風に當てられた黒の力は、苦しそうに悶えた。
「まさかこの山の中がこうなってたとは。てか意外と近くに邪神って居るもんだな」
いつの間に現れていた銀の渦から、一匹の蛇が表れ言った。
その蛇を敵と認識したのか、黒く蠢く力が蛇に飛び掛かった。
「おっと、危ない」
蛇は、どこからか銀の煙を生み出した。銀の煙は、その空間に蠢く黒の力を、全て跡形も無く消し去った。
「さてと、ここの地面を掘っていけばいいのかな?」
蛇はそう呟くと、銀に輝く煙で地面を消し始めた。
聖女が來るから君を愛することはないと言われたのでお飾り王妃に徹していたら、聖女が5歳?なぜか陛下の態度も変わってません?【書籍化&コミカライズ決定】
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8 142【書籍化決定】愛読家、日々是好日〜慎ましく、天衣無縫に後宮を駆け抜けます〜
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人生を不幸に過ごしてきた新嶋二葉《にいじまふたば》は神様により幸運な人生をリスタートする。
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