《高校生は蛇になる》149話 到著
「ふう、到著。カヴァタは著いてるかな?」
まあ來てないだろうな。ここまでワープで飛んできたんだから。先に著いてたとしたら驚きだ。
「とりあえず進むか。確か……こっちだったか?」
しまった、久しぶりすぎて道が解らない。そもそも道が無い。そして周りは見えない。
「……ま、進めばどうとでもなるだろ」
とりあえず真っ直ぐだ。真っ直ぐ。
……何か今揺れなかったか?一時間位歩いてようやく起きた変化だ。今の変化を逃しはしないぞ。何せ、前來たときは3分歩いただけで邪神が居たんだからな。邪神どこ行った。
揺れたって事は震源みたいなが有るんじゃないか?そもそも何が原因で揺れたんだ?
……駄目だ。俺程度の頭脳じゃ何も解らん。何となく右の方から揺れが來たような気がするからそっち行くか。
「うおうっ」
何だ?今目の前を何かが通り過ぎなかったか?
……気のせいか?いや、風も來たし何かが通った事は間違いない。じゃあ何が通ったんだ?と言ってもカヴァタか邪神のどちらかだよな。
……とりあえず追いかけるか。
Crowd Die Game
ただ學校生活を送っていた………はずだったのに……… 突然地殻が動き出し、學校が沈んだ………かのように思えた。ひとり學校敷地內にいた俺は、學校の敷地外の方がせり上がっていることに気づき、外に出るのをやめた。上からこちらを見ていた女子を下に呼び、2人、地に殘った。途端、真っ暗だった壁に穴が開き、通路が広がった。そこに入ってから俺達の戦いは始まった。 (「対荒らしの日常は電子世界の中で」と並行して連載をします。よろしくお願いします。) ※<批判、誹謗中傷等のコメントは受け付けておりません。純粋なコメントのみを期待しております(アドバイスは例外です)。ご了承ください。>
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1990年の春、地方都市の片隅で鬱屈した日々を送る普通の女子中學生、永田香名子の前に現れたのは、ハヤタと名乗る宇宙人の家政夫だった。奇妙な同居生活の中で二人は惹かれ合うが、異星の罪人であるハヤタが、科せられた〈情緒回復計畫〉を達成し、罪を贖う時、彼は殘酷な刑へ処せられる運命だった――。リアリズム、ファンタジー、SFが交差する作風で、ひとりの女性の數奇な人生を1990年から2020年まで追い続けた、異色のゴシック・ロマンス小説、決定版にして〈完全版〉!
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